11年ぶりにフルモデルチェンジされたジープの本格オフローダー「ラングラー」がついに、11月23日より日本でも販売開始される。それに先立ち10月25日、メディアのみならずジープディーラーの関係者、そしてジープ車のオーナーやファン1000名を招いての発表会が、千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで開催された。その席には音楽家の坂本龍一氏やニューヨーク在住のペインター・DRAGON76氏、ゴスペルシンガーのルース・ウィリアムズ氏らも登壇し、ラングラーの世代交代を盛大に祝福した。
PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
新型ジープ・ラングラー、満を持して発表。その野性味が溢れつつも洗練されたディティールに迫るジープ・ラングラーを1台購入毎に1本植樹するプロジェクトが本格始動ジープ・ラングラー11年ぶりのフルモデルチェンジ! 1000名を発表会に招待間もなく販売終了!? 従来型メルセデス・ベンツGクラスとジープ・ラングラーは「買い」か? その1・新旧パッケージング比較間もなく販売終了!? 従来型メルセデス・ベンツGクラスとジープ・ラングラーは「買い」か?…その2・新旧メカニズム比較&従来型試乗 そして遂に、新型ラングラーがステージへ登場。ヘグストロム社長はその直後、「一見すると何も変わっていないように見えますが、それこそがまさに我々が狙ったところです。ですが実際には、全てが変わっています」と切り出し、新型ラングラーが持ち前の悪路走破性に磨きをかけながら、オンロードでの快適性や内外装の質感、コネクティビティを大幅に進化させたことを強調している。
そして、ニューヨーク在住のペインター・DRAGON76氏が新型ラングラーをモチーフにした作品を披露したのち、音楽家の坂本龍一氏と「WIRED」日本版元編集長の若林恵氏が対談。「西洋音楽にも文章と同じで、500年の歴史の間に作られた文法や起承転結があるが、それに従って作るのは飽きてしまった。同じことを続けても面白くない。長い歴史の蓄積をベースにしながら全く新しいものを作り上げる姿勢は、ジープと似ているかもしれない」などと、自身の音楽活動とジープとの共通点について語り合った。
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最後はゴスペルシンガーのルース・ウィリアムズ氏が、ラングラーのために作詞・作曲したオリジナル曲「That's Freedom!」を、100人のシンガーとともに披露。その熱気覚めやらぬ中、来場者は閉会後に「ウィリスMB」をはじめとした歴代モデルや新型ラングラー、ジープグッズを思い思いにチェックしながら帰路についた。