2019年のニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を表明した塚本奈々美選手。
8月18日に開催されたニュルブルクリンク耐久選手権(VLN)第5戦(6時間耐久)に続き、9月1日にはVLN第6戦(4時間耐久)に参戦した。
なぜこんな短期間にニュルブルクリンクでの耐久レースに2度参戦したのだろうか。
レースを無事終えて帰国した塚本選手に話を伺った。
--VLN参戦、お疲れ様でした。今回は4時間レースということで、前回の6時間と比べれば短めの耐久レースでしたが、どのようなレースでしたか?
塚本:今回も、ニュルブルクリンク北コースが本当に大変なコースだということを改めて思い知らされたレースでした。
--結果はどうだったんですか?
塚本:無事3位で完走させていただきました。
--すばらしいじゃないですか!
塚本:前回にもお話ししましたが、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するには、ニュルブルクリンクでの走行ライセンスであるパーミッションAを取得していなければなりません。パーミッションAを取得するためには、VLNで完走し、クラス上位70%に入り、かつ、レース中の走行が合計で18周以上なければなりません。
--なかなかのハードルですね。
塚本:そのパーミッションAを獲る以前に、VLNに出るためのパーミッションBを前回のVLN第5戦の直前に取ったのですが、これも難しい座学とテストをクリアして、ニュルでのレースを安全かつ正確に走行するための実車実習もクリアしなければなりませんでした。
--前回も、パーミッションBを獲れたのは奇跡的だとおっしゃっていましたよね。
塚本:もう、本当に奇跡です。これも、前回に引き続き今回も本当に良いサポートを行なっていただいた、REVELチームと現地のRing Racingさんのおかげです。彼らがいなければ、絶対に今回も11周を走り切るというのは無理だったと思います。本当に勉強させていただきました。