フルモデルチェンジで大人気を博している新型ジムニー。原点回帰を掲げて登場したジムニーは、多くの技術的特徴を代々継承している。そのジムニーのマスコットといえば、リヤのスペアタイヤカバーにプリントされた「サイ」である。これも30年以上ジムニーのマスコットとして世界中で愛されてきたのだ。このサイのマスコットをデザインしたのは、当時のスズキの若い社内デザイナーだとだけ言われてきたが、ここまで長期にわたって愛されるデザインをした「若い社内デザイナー」とは誰なのか……、追っていくとスバルの前デザイン部長の難波治教授だということがわかった! 難波教授に、ジムニーのサイが生まれた背景を訊いた。
難波治著『スバルをデザインするということ』
難波さんが、スバルデザイン部長時代に、どうデザインを考えたか。デザインとブランドをどう構築していったかをまとめた著書。