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マツダCX−5のメカニズムを徹底解説!


さらに人馬一体感と上質感を向上させるために、


各部をブラッシュアップしたCX-5。


乗り心地とNVHを向上させた足まわりやマツダコネクトの導入、


そして夜間のドライブをより安全にする新型LEDヘッドライトなど、


その進化の度合いは実に大きい。

インストゥルメントパネル

新たにマツダコネクト用のインダッシュ式7インチモニターとロータリーコマンダー、電動パーキングブレーキが採用されている。全体的に造形の一体感が増して、さらに洗練度がアップした。

ペダルレイアウト

フロントタイヤの位置を前方に移動させ、ドライバー足元スペ ースに余裕を確保したのはCX-5の美点だ。右足と左足が自然と対称になるように、アクセルとブレーキペダルを配置。

電動パーキングブレーキ

シーソー式スイッチで操作する電動式を新たに採用したことで、女性でも力を必要とせずにパーキングブレーキがかけられる。発進すれば自動的に解除される。

シートレイアウト

乗車姿勢は人間が最も快適と感じ、正確な操作ができる姿勢を、人間工学に基づいて定義。また全席に高振動吸収ウレタンを採用し、包まれるようなフィット感とホールド性、そして快適な乗り心地を実現している。

後席の快適性を大幅に向上

後席は座面長さを30 ㎜伸ばすことで、ドライブ中の姿勢の自由度が広がるよう考慮。

SKYACTIV-BODY

基本ボディを可能な限り直線で構成することでプレス加工がしやすくなり、高張力鋼板をより使いやすくしているスカイアクティブ・ボディ。結果、軽量化、高剛性、衝突安全性の3つを同時に高いレベルで実現した。

アンダーボディの形状

可能なかぎり湾曲をなくして、ストレートな形状のフレームがフロントからリヤまで続くように設計されている。これにより高剛性と軽量化を両立した。構造上、湾曲をせざるえない部分は、横方向のフレームとの結合や閉断面化することで余計な補強材を使わず、軽量化を実現した。

前後サスペンションの取り付け部分

アンダーボディの骨格にダイレクトに結合する、デュアルブレースと呼ばれる取り付け構造を採用している。

軽量化と高剛性を実現する連続フレームワーク

骨格を構成している各部を協調させて機能させるという、連続フレームワークを採用。マツダの高剛性・安全ボディMAGNAに採用されていたトリプルH構造をさらに進化させたもの。

14.0という低い圧縮比で上死点の温度を低くし、上死点で燃料を噴射しても燃料と空気の混合を長くしている。これにより燃焼効率が上がり、均一な燃焼によって静粛性とクリーン性能を実現している。

エアロダイナミクス

床下を流れた空気が車両後方で強く吹き上げることで、スムーズに後方に流れる空力グランドラインを設定。さらにフロントバンパーコーナーの形状やリヤスポイラー装着などにより、Cd値0.33という空力性能を実現した。

SKYACTIV-D 2.2エンジン

運転のしやすさにつながる高トルクと、静粛性、クリーン性能のすべてを実現したのが2.2ℓディーゼルエンジンだ。独自の低圧縮比メカニズムによって、海外向けのMZR-CD 2.2ℓディーゼルエンジンと比較すると、約20%の燃費向上に成功している。

NVHをさらに理想の状態に改善

ふたつの音が鳴っている時、片方の音にもう一方の音がかき消される「マスキング効果」を利用し、さらに理想的な静粛性を実現。5ヵ所の吸音対策により、従来モデルよりも音エネルギー値で10%騒音を低減している。

低圧縮化によって効率を向上

SKYACTIV-G 2.0

燃焼後に高温の排ガスがシリンダー内に残るのを防ぐために、排気管を4本→2本→1本という4-2-1排気システムを採用して、ノッキング防止を実現している。

SKYACTIV-G 2.5

基本的には2.0ℓガソリンエンジンと同じ構造、メカニズムを持つ。部品の重量増に伴ってレスポンスが悪化しないように、クランクケース下にカセット式の2次バランサーシャフトを取り付けている。

可変バルブリフト機構

排気バルブの開く量とタイミングを制御できる可変バルブリフト機構を採用。吸気行程中に排気バルブを少し開き、一度燃焼した高温ガスをシリンダーに入れて空気温度を上げることで、暖機時に確実な燃焼を可能にしている。

2ステージターボチャージャー

多くの空気を必要としない低回転域では小さいタービンで過給、中回転域では両方のタービンが効率よく過給できるよう制御。そして高回転域では大きなタービンでより多くの空気を送る。

管長排気マニホールド

前方吸気、後方排気というレイアウトのため、エンジン後方に管長の排気マニホールドを装着。長い排気管のため、既存モデルではエンジンルームに収めることが不可能だった。

キャビティ付きピストン

上面にキャビティ(へこみ)を設けて、混合気を最適化。これにより始動後に点火時期を大幅に遅らせてもエンジンが不安定にならない。またキャビティで燃焼初期の火炎がピストンに接触し、冷却損失も防ぐ。

SKYACTIV-DRIVE

ロックアップされる走行領域を大幅に拡大。これによりダイレクト感にあるシフトフィールと、スムーズな変速、優れた加速感を実現している。

ドライブセレクションスイッチ

スポーツモードにすると、エンジンの出力特性や変速タイミング、変速スピードが変わる。これによりアクセルペダルの踏み込み量に対して通常モードよりも力強く加速するようになる。ガソリンエンジン車に新たに設定。

4WDシステム

アクティブトルクコントロールカップリングは、ドライバーに感じ取れないほどのわずかなスリップもセンサーが感知し、変化し続ける路面状況をいち早く予測。その変化に応じて前後輪の駆動トルクを自動的に制御する。

サスペンションシステム

「フロントスプリングレイアウトの見直し」「フロントダンパー微低速域でのフリクション低減」「フロントロワアームブッシュの形状変更」「リヤダンパーのピストンサイズアップ」「リヤダンパーへのフリクションコンとオールデバイスの採用」などを実施。より連続的で滑らかなクルマの動きと、上質な乗り心地を実現した。

フロントスプリングレイアウトの変更

コイルスプリングの反力をタイヤからの入力方向に向かわせ、曲げ力をキャンセルするレイアウトを新たに採用。またコイルを湾曲させ、走行状態での滑らかな動きを実現した。スプリングシートの形状チューニングも行なっている。

フロントロワアームブッシュ

ブッシュのゴム形状の見直しを行ない、常に圧縮及び引っ張りで荷重を受ける様に改良。これによって、狙い通りの動きをさせることに成功した(左が従来型、右が新型)。

リヤダンパーの変更

ピストン径を初期型の25㎜(右側)から30㎜(左側)にサイズアップ。これはオイルのオリフィス(流路)を大きくできると共に、ディスクバルブのバネ定数を落とせるというメリットがある。これにより減衰力の立ち上がりが抑えられ、後席の乗り心地が向上した。

新インターフェース

マツダ独自のヒューマン・マシン・インターフェイスコンセプト「ヘッズアップコクピット」に基づいてデザインを変更。視線を大きく動かすことなく、自然な運転姿勢を保ったまま各種の情報確認、インターフェイスの操作ができる。メーター高さがアテンザよりも高く視線移動が少ないため、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」は非採用とされた。

マツダコネクト

自車情報表示のほか、スマートフォンなどの通信モジュールを使用することで、インターネット接続やSNSの読み上げ機能などを使うことができる。

コマンダーコントロール

ステアリングを握っていた左手を自然に下ろした位置に設置。手元を見ることなく、直感的にマツダコネクトの各種設定やカーナビを操ることができる。

ナビゲーション用SDカードPLUS

マツダコネクトはオプションのナビゲーション用SDカードPLUS(4万8600円)を専用スロットに差し込むだけで、すぐにカーナビが使えるようになる。また3Dジャイロの採用などでナビ機能が大幅に向上している。

スマートフォンとの連動機能

アクセラやデミオでは機能や精度が今一歩であったマツダコネクトのカーナビだが、CX-5から一新。地図データ基本機能などを刷新し、地図の3D表示や2画面表示など販売店装着の純正ナビとほぼ同等の性能を持った。

SBS(スマート・ブレーキ・サポート)

先行車への追突が避けられない状況で、警報や自動ブレーキが作動して、事故の被害を軽減するシステム。ミリ波レーダーの検知に、フロントカメラによる物体認識情報とレーザーレーダーによる近距離情報を加えて作動信頼性が向上し、従来の同様なシステムに比べて被害軽減性能を30%アップさせている。

AT誤発進抑制制御

前方に障害物があるのにアクセルを一定以上踏み込むと、警報と同時にエンジン出力を抑制。後方の障害物も検知しシフトの入れ間違いなどに備える。

フロントガラス内のセンサー類

近距離を高精度で検知できる近赤外線レーザーレーダーに加え、白線や前方の車両などを認識するカメラなど、複数のデバイスが備わりセンシング能力を向上させている。

LAS(レーンキープ・アシスト・システム)

路肩の白線からはみ出すのを防ぐ「逸脱防止」機能と、車線の中央を維持するように自然な操舵をサポートする「ライントレース支援」の機能を有する。

DAA(ドライバー・アテンション・アラート)

運転状態を車両情報から推定し、ドライバーの疲労と注意力低下を検知し、メーターパネル内のディスプレイ表示とブザー警報で休憩を促す。

アダプティブ・LED・ヘッドライト

片側のハイビームに4つのLED素子が水平に並べられており、幻惑が予想されるエリアだけLEDを減光または消灯する。また95㎞/h以上の高速走行時では光軸をわずかに上げるなどの機能もある。

BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)

リヤバンパーの内側に設置したレーダーで隣の車線上の側方、後方から接近している車両を検知すると、検知した側のドアミラー内のインジケーターで通知。

RCTA(リア・クロス・トラフィック・アラート)

バックで出庫する時に左右から接近する車両を検知して、左右ドアミラー内のインジケーターで通知してくれる。


モーターファン別冊ニューモデル速報 No.506 新型CX-5のすべて

端正な顔立ちと円熟テイストに人気再燃の予感




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