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シトロエンと東風汽車の合弁企業である東風シトロエンが、
北京モーターショーにてC4エアクロスをワールドプレミアした。
見ての通り外観はC3エアクロスに酷似したもので、
さしずめC3エアクロスのロング版といったところ。
ロングボディを好む中国にドンピシャのニューモデルと言えそうだ。
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ベースはC4ではなくC3で、エアバンプも採用
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東風シトロエンが北京に持ち込んだブランニューモデルは、まさにC3エアクロスのロング版とも言うべき「C4エアクロス」である。具体的な数字で見ると、C3エアクロスをベースにリヤセクションが120mm延長され、全長は4270mmとなっている。ホイールベースはC3エアクロスの2600mmに対して2655mmと、55mmの拡大となっており、残りの65mmはリヤオーバーハングの延長によるものだ。
また、もうひとつの外観の大きな目玉としては、C3には採用されながらなぜかC3エアクロスには採用されていなかったエアバンプ(弾力性を持つ樹脂製パネル)がボディサイド下端に設けられていることが挙げられる。これは全長が拡大されたことで引き起こされる間延び感を抑制するためだろう。もちろんアウトドアテイストも格段に強まっている。
各種インフォテイメントシステム、オンボードWiFi、音声コマンド、駐車場やガソリンスタンドのオンライン支払いなど、さまざまなコネクティビティに対応しているのも特徴だ。
中国はシトロエンにとってフランスに次ぐ第二の市場であるだけに、C4エアクロスというヨーロッパや日本のユーザーまでもが羨むような魅力的なニューモデルを投入してきたことは、ある意味で当然のことなのかも知れない。