ポルシェAGがフォーミュラEマニュファクチャラーの申請を行い、4月10日、国際自動車連盟(FIA)が承認した。これによってポルシェは2019年ホモロゲーションに合わせて、独自のエレクトリックパワートレインの開発を継続。昨年7月末に発表したように、2019年末から開催されるグローバルエレクトリックレースシリーズ第6シーズンへの参戦を予定しているという。(以下プレスリリースより抜粋)
フォーミュラEでは、主催者がシャシーとバッテリーを供給しますが、パワートレインコンポーネントについては、全ての部分をエントラントが独自に開発します。この独自開発の機会によって、ポルシェは、エレクトリックモーター、インバーター、ブレーキ・バイ・ワイヤーシステム、トランスミッション、ディファレンシャル、ドライブシャフト、モノコック、リアアクスルのサスペンションコンポーネント、クーリングシステム、およびECUなどの主要テクノロジーに対するカスタムソリューションを手に入れることができます。パワートレインのエネルギー効率は、世界の主要自動車メーカーを魅了するこのレースにおいて決定的な役割を果たすだけでなく、市販の電気自動車を開発していく中での中心的な要素にもなります。
ポルシェの2019年フォーミュラEへの参戦は、コンセプト・スタディモデル「ミッションE」の市販モデルを市場へ導入するタイミングと一致します。このモデルは、クラス内で最もスポーティーな最新技術を備えたポルシェ初の純粋な電気自動車となります。ポルシェは、2022年末までにE-モビリティに対して60億ユーロを超える投資を行います。