日産自動車は26日、「日産リーフ」の使用済みバッテリーを再製品化し、有償交換プログラムとしてサービスの提供を開始すると発表した。
日産自動車は、「日産リーフ」の世界販売を累計で30万台達成し、ゼロ・エミッション領域において業界をリードしている。また、新型EVの開発・販売のみならず、再生可能エネルギーの活用やインフラの充実に向けた取り組みなど、EVを普及させ、持続可能なモビリティ社会を構築するために包括的な取り組みを行っている。
日産は住友商事との合弁会社である、フォーアールエナジーが手がける使用済みバッテリーの再製品化技術により、「日産リーフ」の再生バッテリーを新たに有償交換プログラムとしてサービスをスタートする。今回は24kWhの再生バッテリーを30万円で提供し、今後その他の再生バッテリーについてもラインアップ拡充を図る。なお、新品バッテリーの有償交換は24kWh:65万円、30kWh:80万円、40kWh:82万円にて提供する。
使用済みバッテリーの2次利用により低価格でのバッテリー交換を実現し、顧客に新たな選択肢を提供できると考えている。EV市場の拡大により、今後使用済みバッテリーのさらなる台数増が見込まれる中、日産は再生バッテリーを活用し、電気自動車の更なる普及とCO2削減に取り組んでいく。