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川崎重工、世界最高水準の発電効率を誇る100MW級ガスタービンコンバインドサイクル発電プラントの営業活動開始


川崎重工は、同社製ガスタービンの最大出力機種である30MW級の純国産高効率ガスタービン「L30A」を用いた世界最高水準の発電効率を誇るコンバインドサイクル発電プラント(CCPP)の開発を完了し、このたび営業活動を開始したと発表した。

コンバインドサイクル発電プラント(以下、CCPP)とは、ガスタービンで一次発電を行ない、その排熱を利用して排熱回収ボイラーにより蒸気を発生させ、蒸気タービンで二次発電を行なう複合火力発電プラントをいう。




CCPPは、同じ出力の蒸気タービン発電よりも始動時間が短く負荷応答性に優れ、発電効率が高いという特長がある。また、発電効率が上昇する分、廃棄される熱エネルギーが少ないという利点がある。




今回開発したCCPPは、「L30A」ガスタービン2基、排熱回収ボイラー2基、蒸気タービン1基を基本構成とし、全て自社製品を採用した川崎重工グループ独自の発電プラントだ。川崎重工が長年培ってきた製品技術力とプラントエンジニアリング力を結集し、ガスタービン単体に加え、コンバインドサイクル全体としても高効率化を実現した。




特に、発電効率は100MW級で55.2%(再熱式)、90MW級で54.4%となり、ともに世界最高水準の発電効率を達成している。


川崎重工はこれまでに、発電用ガスタービンでは1万2000基以上、排熱回収ボイラーでは67基、蒸気タービンでは370基以上の納入実績を国内外で有しており、豊富な経験や実績に裏付けられた信頼性を築いている。




今後、世界の電力使用量は経済発展が著しい東南アジアを中心に増加していくとともに、従来の天然ガス産出に加えて、米国以外の新たなシェールガス供給国の増加も期待され、これにともなうガス火力発電所の建設需要の拡大によって、CCPPの市場も容量・地域ともに拡大が見込まれている。なかでも、出力が不安定な再生可能エネルギーの利用拡大等を背景に、新規導入や設備更新が進む分散型発電市場においては、高効率な設備や優れた負荷応答性への要求が顕著であり、川崎重工のCCPPはそれらのニーズに応えることが可能となる。

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