ディーラーやカー用品店、整備工場、鈑金塗装工場、ディテーリングショップなどが取り扱う部品・ツール・サービス類の展示会「第16回国際オートアフターマーケットEXPO2018」が3月14日より16日までの3日間、東京・お台場の東京ビッグサイトで開催されている。その中から、大手部品・材料メーカーのアフターマーケットにおける取り組みや、一般ユーザーがクルマのメンテナンスを受ける際に役立つアイテムをピックアップする。
同社ではウィングボディのトラックにディスクブレーキやドラムブレーキのサンプルを搭載した「ブレーキ技術教育巡回車両」を所有しており、日本全国のディーラー、整備工場、自動車大学校、自動車関連イベントを巡回。整備士や学生、一般ユーザーに対してブレーキの製造工程や仕組み、ブレーキ整備を正しく行うことの大切さを分かりやすく説明している。
今回の同社IAAEブースでは、アフターマーケット向け製品そのものは紹介されず、同社が年間240回開催し、延べ受講者数は64,550人に達するという「ブレーキ技術啓発活動」に特化してPR。残念ながら実車は持ち込まれなかったものの、巡回車両の内部を撮影したパネルと、教材に用いているブレーキ関連部品のカットモデルを展示し、同社の整備工場などに対する技術サポート体制の厚さを積極的にアピールしていた。
一方、ブレーキ関連部品や照明などの販売代理店である大和産業のブースでは、近日発売予定の軽自動車用ディスクブレーキパッド「K4」を参考出品。女性ドライバーをメインターゲットに、ペダルタッチは柔らかめにしながら、初期制動力よりも踏力に対するリニアリティを重視。またダストの発生量を抑え、ホイールが汚れにくいよう配慮したというこのパッドは、乗用・商用問わず大半の軽自動車をカバーしているので、人や荷物を多く乗せたり、坂道を走る機会が多い軽自動車オーナーは試してみてほしい。