三菱自動車は、新型コンパクトSUV『エクリプス クロス』が、アセアン地域の新車を対象に安全性能を総合評価する「ASEAN NCAP(New Car Assessment Program for Southeast Asian Countries)」において、欧州の「EURO NCAP」、豪州・ニュージーランドの「ANCAP」に続き、最高評価となる5☆を獲得したことを発表した。
ASEAN NCAPのテスト項目はオフセット前面衝突。運転席側の40%をアルミハニカムに時速64kmで衝突させる。ASEAN NCAP対象国は、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーの10ヶ国。
『エクリプス クロス』は、衝突安全強化ボディ「RISE」に加え、7つのSRSエアバッグの採用により、大人乗員保護の項目において98%と高い評価を獲得した(48.81ポイント)。さらに、チャイルドシートの搭載性など子ども乗員保護の項目(22.11ポイント)、ESC(横滑り防止装置)や助手席シートベルトリマインダーなど安全装備の項目でも高い評価(20.14ポイント)を獲得し、総合でトップレベルとなる91%を獲得した。
『エクリプス クロス』は10月に欧州、11月に豪州・ニュージーランド、アセアン地域に向け量産車の出荷を開始。今後、北米、日本など最終的には約80ヶ国へ展開される計画で、今年度の出荷は約5万台を予定している。