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ルノーSYMBIOZコンセプトカーに込められたIAVのノウハウ


IAVは、1983年にベルリンで設立されたエンジニアリング会社だ。世界中の自動車メーカーに対して開発支援を行なう大手のエンジニアリング会社のひとつだ。そのIAVは、ルノーSYMBIOZコンセプトカーにも関わっている。

自動運転車の開発において、IAVはルノーにとってなくてはならない存在だ。ルノーのSYMBIOZ(シンビオズ)コンセプトカーはベルリンを本拠地とするIAVと技術パートナーとして新たな技術のポテンシャルを引き出そうとしている。張り巡らされたセンサー類やインテリジェントなアルゴリズムがSAE レベル4自動運転段階を可能にする。




ルノーSYMBIOZコンセプトカーには未来のクルマのすべてが詰め込まれている。電気駆動システム、VRなどを革新的な車内のエンターテインメントシステム、そして状況に応じてさまざまに変化するインテリア。なかでもやはり突出しているのが、目的地を入力するだけでドライバーが何もしなくても運転し到着する自動運転:SAEの基準でいう、自動運転レベル4(高度自動運転)だ。これは特定条件下でシステムが加速・操舵・制動などの操作をすべて行なうレベルだ。これを達成するためにはさまざまなセンサーやレーダー技術が投入されている。

ルノー・シンビオズの開発パートナー

しかし、自動運転への道はそう簡単ではない。ここで登場するのがIAVだ。IAV自動運転プロジェクトマネージャーのMichael Sachse氏は


「IAVは高度自動運転で業界トップクラスの技術を誇る。ルノーと我々は共通の自動運転のビジョンを持っている。ルノーと協力して、われわれはSYMBIOZコンセプトカーにも搭載されているレベル4相当のシステムを作り上げた」


とコメントした。




「自動運転技術の確立にはさまざま分野の協力が不可欠だ」


とSYMBIOZプロジェクトディレクターMathieu Lips氏はコメントした。20年近くも技術パートナーとして開発を進めてきたIAVとルノーの自動運転技術は着々と進化している。

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