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シターロって知ってる? メルセデス・ベンツ シターロの48Vハイブリッドモデルが完成


12月22日、メルセデス・ベンツ シターロ初となるハイブリッドモデルが完成した。シュツットガルト電鉄(SSB:Stuttgarter Strassenbahnen AG)に納入され、シュツットガルト市内の循環バスとして活躍する予定だ。メルセデス・ベンツ社が最近発表した最新のテクノロジーにより、従来モデルより燃費効率が8.5%も向上したとのことだ。

「シターロハイブリッドの狙いはディーゼルエンジン車をより環境にやさしくするのと、電気化の度合いを最適化することで最高の環境効率を得ることだ」とRüdiger Kappel氏はコメントした。




同氏の説明によるとディスク型の電気モーターがエンジンとオートマチックトランスミッションの間に組み込まれているとのことだ。このモーターは最高出力14kW、220Nmのトルクを発生する。アイドリング中やブレーキング時にモーターの発電によりMHSと呼ばれる蓄電器に電気を蓄え、バスが発進するときにはモーターを回しトルクを上乗せする。これにより発進時のエンジンの負担が減少し、燃費が向上するという。




シターロハイブリッドのコンポーネントは大量生産を意識して現行車種のパーツをいくつか使用している。たとえばシターロの電気モーターは現行のSクラスのスターター・オルタネーターであったり、モーターとインバーター用の冷却器はメルセデス・ベンツのトラックに使用されているものであったりする。




また、シターロハイブリッドには“インテリジェント・エコ・ステアリング”という最新技術が投入されている。これは電気油圧式のステアリングアシストが必要な時、つまりハンドルを回している時だけ入るというものだ。一般の油圧ステアリングアシストはエンジンがかかっている間ずっと入っているが、この最新システムで必要な時だけアシストが入るのでよりエネルギーの無駄がなくなり燃費が良くなるということだ。




ほかにもシターロハイブリッドのコンポーネントはすべてバスそのものの製品寿命と同じなため、運用途中で交換等をする必要がなくコストカットにつながる。また、メンテナンス性を考慮してシターロハイブリッドは高電圧パーツが最小限にとどめられている。この48Vシステムにより、整備中の高電圧事故の危険性が大幅に下がるとのことだ。これらの技術があるため、シターロハイブリッドの必要メンテナンスは現行パワートレインとほとんど変わらない60,000km毎または一年毎となっている。

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