イタリアのEICMA2017(ミラノ国際モーターサイクルショー)で発表されたMOTO GUZZI のコンセプトモデル「V85」。新開発エンジン搭載のアドベンチャー・ツアラーとして、「舗装路の終わりに到達しても、立ち止まることなく旅の醍醐味を味わえる」という触れ込みだ。この実に魅力的なモデルの登場に対して、会場は大きくザワついた……。(REPORT:大家伝)
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かつてのパリダカ参戦車を現代的にアレンジ
V7 IIIシリーズにスペシャルVer.登場
同じくショー会場で注目されていたのが、第3世代となったV7 IIIシリーズである。同シリーズには継続ラインナップされるStone、Special、Racerの他にスペシャルバージョンとしてCARBON、ROUGH、MILANOが加わる。
高級感とモダンなクオリティを融合させた「CARBON」は、ショートフェンダー、Alcantara®表皮&赤ステッチの専用シートを採用。フロントディスクキャリパー、サイドカバーのロゴ、燃料タンクのイーグル、そしてシリンダーヘッドカバーなどに赤を用い、マットブラックな車体を鮮烈に仕立てている。ちなみにMOTO GUZZI設立をイメージさせる1921台の限定生産モデルとなる。
ノビータイヤを装着する「ROUGH」は、スポークホイールを履き、フォークブーツを装着することでスクランブラー要素が際立っている。ステッチ付専用シート、アルミサイドカバーもスペシャルバージョンらしい仕様だ。
V7 IIIシリーズのラストは「MILANO」。クロームメッキ仕立てのマフラー、アルミフェンダーなどにより、都市部で存在感をアピールできる仕様となっている。
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