トヨタ自動車は、「トヨタ環境活動助成プログラム」の2017年度助成対象として28件のプロジェクトを決定した。2000年のプログラム開始以来、18年間で累計360件、世界53の国と地域での助成となる。
「トヨタ環境活動助成プログラム」は、トヨタが1999年に「グローバル500賞」を受賞したことを記念し開始したもので、2015年発表した「トヨタ環境チャレンジ2050」の「チャレンジ6」“人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ”の一環でもある。
グローバル500賞は、国連環境計画(UNEP)が環境の保護・改善に功績のあった個人または団体を表彰する制度でトヨタは世界初の量産型ハイブリッド車の発売等が評価され1999年に日本企業として初めて受賞している。
助成対象テーマは「生物多様性」と「気候変動」として公募し、海外プロジェクト支援枠、国内プロジェクト支援枠、国内小規模プロジェクト支援枠の3つの助成枠において、合計104件の申請があった。
選考にあたっては、継続・発展性、地域特性との調和性等を勘案し、1次選考、本選考を経て決定した。「海外プロジェクト支援枠」は“マダガスカルの森を守り、子どもたちに笑顔を!里山エネルギースクールプロジェクト”等10件、「国内プロジェクト支援枠」は“沖縄ケラマ諸島チービシエリアのサンゴ礁再生環境づくりプロジェクト”等10件、「国内小規模プロジェクト支援枠」は“能登半島における絶滅危惧植物Ⅰ類「ウミミドリ」の生息域外・保全プロジェクト”等8件が助成対象となった。なお、12月には、本年度の採択プロジェクト代表者出席のもと、東京で助成決定証授与式を開催する。また、来春には成果報告会も開催する予定である。