BMW M GmbHは先ごろ日本でも発表になったクーペのM4 CSに続いて、4ドアセダンの「M3 CS」をラインアップに加えることを発表した。これは、自ら1988年に始まったMスペシャルエディションの伝統を継承したモデルと位置づけし、E30型“BMW M3エボリューション”の再来と謳う特別仕様車だ。同時に、4ドアの高性能セダンでありながら、ダイナミズムと実用性の重視したパーフェクトなMモデルと付け加える。
3.0ℓ直列6気筒ツインターボエンジンは、M4CS同様に460ps&600Nmまで強化されている。0〜100 km / h加速は3.9秒(最高速度は280 km / hに制限される)を実現。高精度なインジェクションに可変バルブタイミング、ダブルVANOSの可変カムシャフトタイミングを備え、2基のモノスクロールターボチャージャーに、チャージエアークーラーなどを装備。その結果、より高いレベルの性能と低速域から大きなトルクを発揮し、高い効率を実現することにも成功している。また、特別に仕立てられたスポーツエキゾーストシステムによって特有の音がサウンドも聞かせるという。ギアボックスは、7速Mダブルクラッチトランスミッション(M DCT)を標準とし、オイルクーラーを別に備えているのも特徴だという。