近年急速に進む電動化に伴い、クルマの環境は大きく変化している。そして同時にタイヤに求められる性能も変化している。横浜ゴムが新たに開発したコンフォートタイヤは「車内の空気感を変える」驚異の静粛性を誇るという。その飛躍を確かめた。
なおコンパウンドはウエット性能のグレーディングで最高となるaと、低燃費性能でもAを両立するために、独自のナノテクノロジーによって、A.R.T.MIXINGと呼ばれる新混合技術を開発し、コンパウンドのシリカの分散性、均質性を高め、ウエット性能を向上した。またサイド部にも発熱を抑えるゴムを採用することで低燃費も実現したという。
これらを総合するとつまり静粛性に優れ、ウエットグリップも高く、低燃費というよくばりな内容だ。今後は先述の静粛性規制だけではなく、CO2規制もますます厳しくなるから、ここD-PARCでの技術開発は休む暇もなさそうだ。現在はまだ24サイズだが18年春にはさらにサイズ拡大を計画しているという。