10月27日より11月5日まで東京ビッグサイトで開催されている「第45回東京モーターショー2017」で、国土交通省および自動車事故対策機構(NASVA)は西3ホールにブースを構えている。
プレスデー2日目となる10月26日、国交省・NASVAは同ブースでプレスブリーフィングを実施。平成29年度前期の、新型車の安全性能を評価する自動車アセスメント(JNCAP)評価結果を発表した。
歩行者保護性能100点、乗員保護性能100点、シートベルトリマインダー8点の計208点満点で評価する「衝突安全性能評価」では、スズキ・ワゴンR&マツダ・フレア、トヨタ・ルーミー/タンク&ダイハツ・トール&スバル・ジャスティ、トヨタC-HR、マツダCX-5について性能試験を実施。
このうちトヨタC-HRとマツダCX-5が、合計170点以上かつ各項目の個別評価が最高評価から2段階以上下回っていない車種に贈られる「衝突安全性能評価ファイブスター賞」を獲得した。
【衝突安全性能評価 試験結果】
スズキ・ワゴンR&マツダ・フレア…163.0点
トヨタ・ルーミー/タンク&ダイハツ・トール&スバル・ジャスティ…169.6点(サイドカーテンエアバッグなし)/180.3点(サイドカーテンエアバッグ付き)
トヨタC-HR…185.8点
マツダCX-5…187.3点
【予防安全性能評価 試験結果】
トヨタ・ルーミー/タンク&ダイハツ・トール&スバル・ジャスティ…30.6点
スズキ・ワゴンR&マツダ・フレア…58.9点
三菱アウトランダー…63.2点
ホンダ・フィット…65.5点
トヨタC-HR…74.4点
スバル・レヴォーグ/WRX…76.5点
マツダCX-5…78.5点
日産ノート…79.0点
また同ブースでは、前面オフセット衝突試験を受けたトヨタC-HRを展示。フロントセクションが右側から大破しながら効率良く衝撃を吸収・分散し、キャビンの変形をごくわずかに抑えていることを示していた。