東京モーターショーのプレスデー１日目の10月25日、サスペンションやステアリングシステムで有名なKYBのブースで、『「モータースポーツ」と「先端技術開発」を通したイノベーションを語る！』というタイトルの魅力的なトークショーが行われた。登壇者は、片山右京さん、河口まなぶさん、そしてKYBの桝本一憲さんだ。
KYBブースで、片山右京さんのトークショーが行われた。片山右京さんはレース活動をするうえで、KYBとの関わりがとても深く、同社の製品の開発にも携わっている。今回のトークショーは、モータージャーナリストの河口まなぶさんを進行役に、片山右京さんが開発をするなかで“神の手をもっている”と評する、KYB株式会社・オートモティブコンポーネンツ事業本部 技術統轄部 製品企画開発部 桝本一憲（ますもと・かずのり）部長と進められた。
クルマの挙動を左右するダンパーの話や総合的なクルマ制御の話だけでなく、KYBの目指す「環境に配慮したもの作り」に関する話、さらには未来の自動運転を視野に入れた話……桝本さんとの開発現場の話では片山さんの言葉を桝本さんが焦りながら制すことも。
残念ながら30分という時間では短すぎたが、ブースは多くの人で埋め尽くされ、盛り上がった。
『KYBにはものづくりの会社として、いいものを作る義務がある』
という片山右京さんの言葉を表現するように、KYBのブースには最先端のテクノロジーが詰まったさまざまな製品が並べられていた。
