遂に6代目「BMW M5」が日本で発売される。600ps&750Nmを誇るV8ツインターボエンジンを搭載し、Mモデルとしては初となる4WDシステムを組み合わせることにより、異次元の走行性を実現する。
BMWは、高性能セダンの「M5」の受注を開始し、2018年4月以降順次、納車を開始する。
今回で6代目となる新型M5は、Mシリーズとしては初の4輪駆動システム“M xDrive”を搭載し、サーキット走行をも視野に入れて開発されたハイパフォーマンスモデルだ。パワートレインも新開発のターボチャージャーを備えた4.4ℓV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は600ps、最大トルクは750Nmにも及び、0→100km/h加速は3.4秒を実現する。
ドライブモードの設定が凝っているのも話題だ。Sport及びSport Plusに変更するとアクセル操作に対するレスポンスを走行状況に応じて段階的に早めることが可能。4輪駆動システムも基本設定をDSCオン 4WDモードとし、Mモデル特有の俊敏性が得られる一方、Mダイナミック・モードでは、リヤアクスルへの駆動トルク配分を増加させることで、多様なハンドリングを楽しむことができる。
さらにDSCオフ時は、4WDモード、4WD Sportモード、2WDモードを用意。4WDモードでは最もバランスが良いコントロールとトラクション性が得られる一方、4WD Sportモードでは、より高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わさり、高次元の走行を実現。しかも、熟練したドライバーのために、後輪駆動となる2WDモードまで設定が可能で、その場合、制御システムの介入を断ち、ドライバー自らが操作する歓びをダイレクトに味わうことができる。
もちろん、トランスミッションの設定も巧みだ。この新型8速Mステップトロニック・トランスミッションは、ドライブロジック選択スイッチによってシフト特性を3段階から選択できる。モード1は効率的な走りをサポートし、モード2ではシフト時間を短縮して俊敏な走りを促し、モード3ではシフト時間を最大限短縮。マニュアルシフトに慣れたドライバーであれば、複数のギヤを飛び越えたシフトダウンも可能で、タイトコーナーの手前などで一気に1速まで落とすなど、サーキットでのアグレッシブな走りに適した設定となっている。また、モード3では、エンジンがリミットに達したときの強制シフトアップも行わないため、最大限自由に車両を操れるというから、もはやスーパースポーツカーよりもダイナミックで多彩なドライビングを楽しませてくれるだろう。
そして、BMWは今回の上陸を記念して「M5ファースト・エディション」を用意(日本限定5台/全世界400台限定)。マット仕上げのフローズン・ダーク・レッド・メタリックのボディーカラーに、艶やかに光を屈折させるBMW Individualのハイグロス・シャドウをキドニーグリル等に採用した特別仕様だ。20インチ・ダブルスポークMライト・アロイ・ホイールもブラックを採用することで、ハイ・パフォーマンス・スポーツモデルらしいアグレッシブな仕上がりとなっている。
内装もスモーク・ホワイトのフルレザーシートにスポーティな赤いステッチが入った特別なデザインを採用。トリムにも艶やかなピアノ・フィニッシュ・ブラックを採用すると共に、センターコンソールには「M5 First Edition 1/400」と刻印したバッジを配することで限定車としての個性を演出している。
さらにMスポーツ・エキゾースト・システムも採用。Mモデルらしい力強く官能的なエンジンサウンドを奏で、強烈な存在感を主張する。
【車両本体価格(税込)】
BMW M5 ¥ 17,030,000
BMW M5 First Edition ¥ 18,640,000(限定5台)