
台湾のバッテリー交換式電動スクーターメーカーGogoroが住友商事と共同で、日本初の バッテリーー交換式電動スクーターのシェアリング事業を開始することを発表した。専用バッテリーステーションでスマホ操作を行うことで、わずか6秒の間に満充電のバッテリーと交換できる手軽さも注目されている。

9月28日(木)午前10時より、東京は表参道ヒルズにおいて、副題の新プロジェクト発表会が開催された。斬新なEVスクーターとそれを活用したシェアリング事業についての日本初公開及び今後の展開お披露目とあって、多くの報道関係者が詰めかけた。
耳慣れないブランドだが、Gogoro(ゴゴロ)は2011年に創業された台湾のベンチャー企業で、最近フランスのエネルギー企業や住友商事他も含めて約330 億円もの資金調達を受けた事が公表されて話題に登ったばかり。
製品としてオリジナルのスマートスクーター(EVスクーターのGogoro)を製造販売しており、販売実績も3万4000台を超える。今回は新型Gogoro2も初披露。ただ、注目すべきポイントは、新製品そのものにあるわけではない。
住友商事とのコラボレーションのもと、石垣島におけるエコアイランド化推進に関する提携が結ばれ、4箇所のバッテリースタンド設置と共にEVスクーターのシェアリング事業を、まずは実証実験という形でスタートさせるという点にある。
このEVスクーターは満充電(バッテリーを2本装着した状態)でおおよそ100 ㎞は走れると言う。同島に4箇所のスタンド設置はどこにいてもおよそ20㎞も走ればスタンドに到達できる事を意味し、無人のスタンドにプールされた充電済みの電池に交換すれば、電欠の不安から解消され走り続けることができる。交換作業は僅か6秒でOKだ。
スクーターの借り出し予約や現場での乗り出し返却はすべてスマホにダウンロードした専用アプリでコントロールできる。ログインするとスクーターの空き状況やバッテリースタンドの案内、はたまたスクーターのON/OFF から様々な調整、そして課金までがコントロールできると言う。
つまりスマホは不可欠のアイテム。ただ、課金等について、例えばコンビニ管理のスタンドなら、現金決済も可能となるらしい。
現時点では使用料金等、運営面での具体的な詳細プランは明らかにされなかったが、石垣島を訪れた旅行者がEVスクーターを気軽に活用できるシーンは容易に想像できる。
このシステムは台北を中心に既に確かな稼働実績を誇っており、一部欧州でも始められている。今年じゅうには石垣島での事業がスタートする予定。場合によっては、都市部のパーソナルコミューターとして注目される可能性も高く、今後の展開、発展への期待値は侮れない。(REPORT:近田茂)
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