GMは、ミシガン州のウォーレンにある国定歴史建造物に指定されているグローバル・テクニカル・センターの改築計画において、約3万3000㎡におよぶGMデザイン・スタジオの拡張工事を2018年中旬よりスタートする。2015年5月に工事が始まり、複数年にわたる10億ドルの投資計画は、いよいよ最終段階に入る。
この新しい建物は、アイコン的なデザインのドームと美しい中庭を取り囲む造りになっており、既存のデザイン・センターとつながることになる。2年から3年を要する大きなプロジェクトで、まずは、敷地内南西部の角に建設を進めている新しい立体パーキングを完成させる計画だ。
GMグローバル・デザインのバイス・プレジデントを務めるマイケル・シムコーは、
「我々ができることは、モビリティが将来どのように変化していくのか予測するということです。クリエイティブで優れたスキルを持ったチームに対して投資を行ない、刺激的で現代的な空間、最新技術やチームワークを高める方法などを彼らに提供することで、イノベーションがより活性化し、顧客を意識した本当のソリューションが誕生することでしょう」
コメントした。
GMはこれまでに、テクニカル・センターに対する複数年の投資計画を発表しており、新しい施設の建設、既存施設の大幅なリノベーション、そして事業の一部拡大といった内容が含まれている。
大幅なリノベーションの対象は以下の施設だ。
•車両エンジニアリング・センター
• 代替エネルギー・センター(新しい構造開発研究室を含む)
•プレプロダクション・オペレーションズ(関連施設)
•西側と南側のエンジニアリング施設
GMの新しいデザイン・スタジオは、ワルブリッジ(Walbridge)がスミスグループ JJR(SmithGroup JJR)と共同でその設計と建設を管理している。スミスグループ JJRは、2014年にGMデザイン・ドームのインテリアをリノベーションした際、米国建築家協会(American Institute of Architects)にその仕事が評価され、栄誉ある賞を受賞している。