ついにXデーが訪れた……。2017年9月から新排ガス規制(ユーロ4同等)が適応され、各メーカーサイトも更新。生産終了の文字がズラリと並んだ。バイク好きとしては悲しすぎる現実だが、生産終了とはいえ、まだ販売店在庫は豊富にある。欲しかったアイツを新車で買うならラストチャンスだ。
分かっていたことではあるが、いざ目の当たりにすると愕然とする。バイク業界においてXデーと言われた9月1日。ホンダ、ヤマハ、スズキのメーカーWEBサイトを覗くと、「生産終了」の4文字が踊りまくっている。
ここで、なぜXデーだったのか、もう一度簡単に説明しよう。
2016年7月1日に施行された新排ガス規制。これは欧州で採用されるユーロ4同等で、これまでの規制値の約半分まで削減しなくてはならないほど厳しい。しかし適応までには猶予があり、新型車が2016年10月1日以降、継続生産車及び輸入車が2017年9月1日以降と定められていた。つまり、新排ガス規制をクリアしていない車両は8月31日までしか生産できない。これにより、9月1日を迎え、メーカーWEBサイトには「生産終了」の文字がズラっと並ぶこととなったわけだ。
それでは各メーカーごとに生産終了モデルを見ていこう。
HONDA ビッグスク、ズーマーやリトルカブなど34機種……
・ゴールドウイング/同F6B/同F6C
・CTX1300
・VFR1200F/同X
・VT1300CX
・インテグラ
・シャドウ ファントム<750>
・CTX700/同N
・CBR600RR
・シルバーウイングGT 600/同400
・CB400F
・シャドウ クラシック<400>
・CBR250R
・VTR/同F
・CB250F
・フォルツァ/同Si
・フェイズ
・CB233S
・FTR
・エイプ50/同100
・ズーマーX
・モンキー
・ズーマー
・ディオ/同チェスタ
・トゥデイ
・リトルカブ
YAMAHA SR400など16機種。オフ系は全滅……
・SR400
・XJR1300
・VMAX
・ドラッグスター250/同400
・ドラッグスタークラシック
・セロー250
・XT250X
・トリッカー
・WR250R
・WR250X
・マグザム
・マジェスティ
・アクシストリート
・VOXデラックス
・BW’S(50cc)
SUZUKI スカイウェイブにV125もなくなる……
・バンディット1250/同F/同S
・グラディウス400ABS
・GSR400ABS
・ブルバード400
・イントルーダークラシック400/同キャスト
・GSR250/同F/同S
・ST250 Eタイプ
・グラストラッカー/同ビッグボーイ
・スカイウェイブ250/同タイプS/同タイプM/同タイプSS/同リミテッド
・バンバン200
・アドレスV125S/同リミテッド
・アドレスV125/同SS
・バーディー50/同セル付
・新聞バーディー50
・e-Let’s W
販売店ではまだ新車が買える! ラストチャンスを逃すな!
さて、目の前が真っ暗になってしまった人も多いと思うが、絶望するのはまだ早い。生産終了とは、読んで字の如くメーカーでの生産が終了したというだけで、街中のバイク屋さんから車両が消えるわけではない。つまり、ここに名を連ねるモデルも、販売店を探せば新車がまだまだ手に入るというわけだ。ホッと一安心……とはいえ、店頭在庫がなくなるのは時間の問題なので、早めの購入をオススメしたい。