
JR北海道は、主にローカル線で運行しているキハ40形一般気動車の老朽取替用として新型一般気動車の導入を計画している。
新型一般気動車の試作車(量産先行車)2両が今年度下期に落成、走行試験等により冬期を含めた各種検証を行う。

既存の一般気動車の状況は車齢30年を超えた車両を166両所有しており、車体や使用部品が老朽化し、さらに一部の部品が生産中止になっているため保守作業に時間を要すためメンテナンスに苦慮している状況にある。

新型一般気動車はH100形、愛称名は「DECMO」(デクモ)、JR北海道初の新方式となる電気式気動車システムを採用、JR東日本が開発した車両GV-E400系に基本仕様を合わせ、極寒対策等の北海道仕様に加えた車両。
前後両運転室車で1両運行可能、ディーゼルエンジンの動力で発電した電力によりモーターで走行する。

車内レイアウトは乗降口近くにロングシート、車両中央部にクロスシートを配置している。
従来の一般気動車より床面高さを低くして乗降性を向上、車いすスペースや車いす対応洋式トイレを設置、トイレはおむつ交換台を設置、客室内は液晶式の運賃表示器を設置、室内は冷房装置を設置する。

エクステリアデザインは新しさ・北海道らしさを表現、「シャープでエッジ感のある先頭形状」「グリーンとホワイトのラインで自然との調和を表現」「前面のブラックにイエローを配置し警戒色を強調」
インテリア空間は北海道らしさを表現、「北海道の自然を表現したカラー」とした。
(画像提供:JR北海道)
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