
作曲家の藤竜之介(本名藤井次郎)さんが7日に肺炎のため死去した。73歳(数え年で74歳)だった。妻のサト子さんが23日、発表した。葬儀は15日に近親者で行った。
公式サイトによると、藤さんは1952年2月13日生まれ、山口県出身。成蹊大学を卒業し、吉田矢健治氏に師事。95年、日本作曲家協会主催の第一回ソングテストでグランプリを獲得。96年、作曲を手がけた川中美幸の「恋歌ふたたび」と、小金沢昇司さんの「無器用者だと言われても」が同時にリリースされた。
01年の「新しい日本の歌コンサート」では初めて作詞作曲を手がけ、前川清の「一人愛」でグランプリを獲得。同年の第4回古関裕而音楽賞では八代亜紀さんの「10年後の3年2組」で銀賞を受賞した。
新人歌手育成にも情熱を傾けていた。最初の内弟子は井上りつ子。