東京急行電鉄は、1927年10月の開業から約90年の年月を刻んだ戸越銀座駅の木造駅舎の趣や想いを継承した「木になるリニューアル」が12月11日に竣工した。
リニューアル工事では、多摩産材を約120平方メートル使用することで鉄骨造に比べて建設段階の二酸化炭素放出量を約100トン削減、木材使用による炭素固定化により約70トンのCO2削減に寄与している。
12月11日、戸越銀座商店街連合会と連携して駅リニューアル竣工セレモニーを開催した。
濱野健品川区長、柴沼俊彦東京急行電鉄五反田駅長、平江良成東京急行電鉄鉄道事業本部事業推進部沿線企画課長、山村俊雄戸越銀座商店街連合会長、小谷野敬子戸越銀座商栄会商店街振興組合理事長、藤戸恵美子戸越銀座商店街振興組合理事長、成瀬雄一戸越銀座六商店街振興組合理事長、戸越銀座商店街連合会マスコットキャラクターの戸越銀次郎により鏡開きを行った。
「木になるリニューアル」の工事は、駅舎内外装の改装、ホーム屋根の建替えと延伸、トイレの建替え、木製ベンチ設置、駅シンボルマークおよびのれんの設置を実施した。
戸越銀座駅の旧ホーム屋根の木材を使用した記念グッズの抽選会やクリスマスリース製作など地域と一体になってまちを盛り上げた。