北海道新幹線の開業によりJR北海道から経営分離される並行在来線として江差線を、道南いさりび鉄道として3月26日に開業した。同日、函館駅において開業記念出発式を開催した。
開業記念出発式は、北海道新幹線新函館北斗駅と函館駅を結ぶJR北海道の「はこだてライナー」の運転開始記念出発式と合同開催した。
石井啓一国土交通大臣、高橋はるみ北海道知事、島田修JR北海道代表取締役社長、小上一郎道南いさりび鉄道代表取締役の4名によりテープカットを行い、江島潔国土交通省国土交通大臣政務官、今津寛衆議院議員、横山信一参議院議員、前田一男衆議院議員、中村裕之衆議院議員、堀井学衆議院議員、佐藤英道衆議院議員、逢坂誠二衆議院議員、鈴木貴子衆議院議員、北村隆志鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長、遠藤連北海道議会議長、田村修二JR貨物代表取締役社長、佐藤俊彰ホクレン農業協同組合連合会代表理事会長、藤田耕三国土交通省鉄道局局長、工藤壽樹函館市長、高谷寿峰北斗市長、大森伊佐緒木古内町長、中宮安一七飯町長、安藤健一JR北海道取締役函館支社長の19名によりくす玉を開披した。
伊藤栄司主任運転士へ木古内小学校6年生の廣瀬光琉さんより花束が贈呈された。
12時、高梨JR北海道函館駅長をはじめ小上一郎道南いさりび鉄道代表取締役、上磯中学校新聞部の飯田昇冴さん、市立函館高校新聞局の久万貴央さん、「道南いさりび鉄道鉄道地域応援隊」特別応援隊員演歌歌手の徳永ゆうきさんが出発の合図を送り出発した。
出発式で上磯行きに使用した車両は地域情報発信列車「ながれま号」で、JR北海道より譲り受けたキハ40形気動車を2両改装。普段は日常の通勤通学ほかに利用する列車として運行するものの、観光団体用に車内で食事ができるようテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様としても利用できる車両である。