道南いさりび鉄道は、北海道新幹線開業とともにJR江差線(五稜郭-木古内間)を第3セクターに移管し、3月26日の北海道新幹線開業と同時に開業する。
道南地域の食や文化といった魅力ある情報の発信を目的とし、JR北海道より譲り受けるキハ40形気動車2両を北海道の補助事業を活用して改装して「ながれま号」として運行開始する。
ながれまとは、道南地域の懐かしい方言「ゆっくりして」「のんびりして」の意味で、普段は日常の通勤、通学、買い物などで利用する列車として運行するものの、観光団体用に車内で食事ができるテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様としても利用できる。
道南の名産「道南杉」を使用した内装を配し、日没後の函館山のシルエットに津軽海峡に煌めく漁火と、道南の街の灯り、空にスターダストをまとい、のんびりとした旅へ案内してくれる列車となっている。