世界一のトレードショーを詳細レポート!【後編】
SEMA SHOW 2018
全米最大規模のカスタムの祭典が、ラスベガスで開催されるSEMA SHOW(セマショー)。アメリカはおろか世界各国から様々な製品やクルマ、カスタム手法が集まり、ここ日本での「未来のカスタムトレンド」を示唆させるものが少なくない。SEMA SHOWレポート最後となる後編では北米における日本車カスタムの実状をチェック!
JAPAN
日本車がアメリカで光り輝く
レクサスUSAのブースに、早速UXのカスタムカーが登場した。オラカルのビニールラップフィルムに彩られたブルーの車体には、NIAオートデザイン製エアロキット、カーボン製ロードバイクが装着される。
“冒険”を意味するベルサス・ストラテジーア「アベントゥーラ」を装着したプリウス。ボルクレーシングと並んで、レイズの幅の広さをアピールした。
毎年、多種多様なカスタムカーをSEMAへ持ち込むスパイダーオート。会場の外にはかっちりコーディネイトしたシエナの姿があった。
TRD 製品を始めとした豊富なアクセサリーパーツを披露した北米トヨタ。タンドラやタコマ、ハイラックスなどがズラリと並んだ。日本でも取り入れたいパーツが多数取り揃えられていた。
多種多様な方向性のカローラスポーツが並んだ。中でも注目は2.7ℓターボ化して850psを発揮するFRのドリフトマシン。超激辛なホットハッチである。
インディドライバーのグラハム・レイホールが展開するGRPがカスタムしたホンダRDX。HREを装着した足もとが抜群にキマっている。
ホンダの目玉はラギッド・オープンエアビークル・コンセプト。リッジラインの車体をベースに、オープンボディを架装したもの。
SUV&トラック推しをRPT1ホイールで表現したのはエンケイホイール。
レクサスUSAのブースで注目すべきはアーティシャンスピリッツのコンプリートカー。日本ブランドながら、そのデザイン製と品質がアメリカで認められた。
2代目いすゞビッグホーンのリフトアップ。こんな80’sが今見るとオシャレ。
アウトドアグッズを盛り込んだリッジライン。日本にも導入して欲しい。
初代エスクードにシボレー355エンジン(5.7ℓ)を積んでしまう。いかにもアメリカっぽい、ぶっ飛んだカスタムだ。
ランクルはアメリカでも大人気だ。新車のような程度を保つ貴重なFJ40を発見。
US版VIPカーとでも言うべきレクサスLS。ACCエアランナーで激低車高を実現している。
レイズTE37を履かせた日本製クロカン二大巨頭。TE37はオフロードタイヤも似合うと再確認する。
全米最大手のエアフィルターメーカー「K&N」は、兄弟ブランドとしてAEMもアピールする。スポコンをテーマに2代目シビックシャトルのチューニングカーが見られた。
KWはブースにDC2型インテグラを展示。かねてより日本車には多大な興味を示してきた。
3記事に渡って紹介してきたSEMA SHOW2018。アメリカらしいド派手なやり過ぎカスタムもあるが、オフ系の増殖やSUVの洗練されたイジり方など、参考になるソースも多い。来年もぜひお楽しみに!