減衰力伸縮別調整が可能にした最上の乗り味を体感せよ！
KW ［カーヴェー］ ADJUSTABLE SUSPENSION
ALPHARD AERO BODY
VWやアウディ、BMWをメインに欧州車を数多く手がける京都の橋本コーポレーション。欧州の名門ドイツKW（カーヴェー）の車高調を数多く装着してきたノウハウ豊富なプロショップだ。
KW車高調のストリート用Vシリーズといえば、減衰力固定式のVer・１から伸び＋縮み側の独立した減衰力調整式のVer・３まで３種をラインアップ。中でもこのVer・3は伸び側16段、縮み側12段の調整幅を持つKWのフラッグシップモデル。国産ミニバン用としては初のKW製。今回の30後期用は、昨年登場の30前期用と基本的に同じ。30後期の足にセットし、マッチング確認が取れたものだ。
日本では馴染みの多い全長調整式ではなく、車種別に専用設計し敢えてネジ式を採用しているのも特徴。アッパーマウントも純正仕様とすることで音対策もバッチリ。直巻きではなくバリアブルピッチのバネは乗り心地も良く高速走行時にはリバウンド側を締めることで乗り味も変更可能だ。KWのスプリングレートは柔らかい。これはひとえにニュル24時間などでタイヤに負担をかけないスプリングを開発していることも大きい。
橋本コーポレーションでは試乗会も行っている。この高級かつ上質な乗り味は同乗走行でぜひ確認して欲しい。
FRONT
REAR
ローダウン量は前後ともに-45mm、減衰力はメーカー推奨値（F：伸び９段/縮み6段 R：伸び9段/縮み/5段）にセット。ホイールはカールソン1/14 RSF（20×8.5＋40）、タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4S（245/40）。
理想の乗り味を追求できる伸縮別減衰力調整を採用
伸び側と縮み側の減衰力の「個別調整」。
伸び側の減衰力は低速度域でのハンドリングの良さと乗り心地の良さに影響を与える。
縮み側の減衰力は車体が沈み込む際のステアリングレスポンスや路面追従性、グリップ力、限界域での安定性に影響を与える。
FRONT
サビ対策のためショックケースにステンレス素材を採用、特殊コーティングを施しているというのもひとえに品質へのこだわりだ。
REAR
リア用のショックとスプリング、アジャスターのセット。嫌な突き上げもなく安定感が増したハンドリングは見た目のスタイリッシュさ以上のメリット。
一般的にサブタンクの無いモノチューブの場合は伸び側と縮み側が同時に変化するが、KWはそれを個別に調整できるから幅広いセッティングが可能になる！
PARTS LINE UP
日本の道に合わせた、日本人好みのソフトなセッティング。少々値段は張るが「乗り心地のいい車高調が欲しい」という人から高評価を得ている。KWのフラッグシップがこのVer.3だ。
- バージョン3：29万円
問:KW AUTOMOTIVE JAPAN 電話:075-771-7351
URL:http://www.kwsuspensions.jp
