30系アルファード&ヴェルファイア
【連載】純正ディスプレイオーディオ(DA)攻略術【第1弾】
現行のアルファード&ヴェルファイアに問答無用で装着されているディスプレイオーディオ。いままで社外ナビを使ってきた人、スピーカー交換やフリップダウンモニターを追加したい人にとってはとってもストレスになってしまうトコロ。ここでは、いま現在、この純正ディスプレイオーディオでできることや、設定などのポイントを紹介。
■■まずはおさらい 純正ディスプレイオーディオでできること■■
標準装備で装着されているディスプレイオーディオ。オプションなどを選択せず、素の状態でできることは主にこの5つ。「ナビや音楽はスマホと連動させて、自分が使いやすいように使って下さい」という仕様となっている。いままで高性能な社外ナビを使ってきた人には、正直ちょっと使いづらいし物足りない。
■■一般的な社外ナビにあった“これら”が付いていない■■
一般的な社外ナビではあたりまえのように付いていたこれらの外部入力端子やスロットなどもレス化されている。音楽データや動画データなどは、家でスマホに入れたり、USBメディアに入れて、それをディスプレイオーディオと接続してください、的なところ。それはそれでいまっぽい感じもするが、物理的に困ってしまうのが、後席のお子様用に欠かせないフリップダウンモニターや、ビッグボディの安全運転に重宝する後付けの外部カメラなど。もちろんある程度は純正オプションで選べるが、高性能な社外品を使いたいなんて人にはちょっとストレスだ。
■■純正オプションの追加でできるようになること■■
テレビ視聴やナビ機能、いまどきの通信機能であるT-Connect、フリップダウンモニターなどなど、オプションで追加できる。ちなみにこれを全部装着すると約28万円。これに一部工賃がかかるので、だいたい30万円~という予算感になる。少し前であれば30万円あればハイエンドナビが装着できたのに……なんて愚痴がでてもしかたないか!?
純正オプションのDVDプレイヤーは助手席前のグローブボックス内にキレイにインストールされる。見た目的にはGOOD。接続することで純正ディスプレイオーディオの画面にアイコンが表示されるようになる。
OPは納車後でも追加可能
上記のオプションは納車をした後でも、後日ディーラーで追加可能。まずは裸DAで使ってみて、不便だったら追加していくという手段もありだ。
■■車両購入時に約66万円出せば■■
JBLプレミアムサウンドシステムの10.5インチの大型画面ナビに変更可能
やっぱりいままでの高性能ナビを核とした便利さ、そしてエンタメ空間でアルヴェルを乗りたいというユーザーに向けたプランもちゃんと用意している! それが「T-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム」(65万6000円)だ。なんとディスプレイは10.5インチとアルパインビッグXに迫る大画面。13.3インチの電動開閉式フリップダウンが付く「リヤシートエンターテインメントシステム」(18万円)も選択可能。両方フル装備で+約84万円!! まさに高級車ミニバンにふさわしい価格と装備内容なのだが、カスタム好きであればこの金額で、いろいろ他にできることがあるのでは?と考えてしまいません?
一般的な純正オプションが12.1インチなのに対し、こちらは13.3インチでしかも電動格納式。また前席ラジオ、後席DVDといった別々の再生も可能。
次回はスマホ連携を上手に使う術を紹介します! お楽しみに!
スタイルワゴン2021年3月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]