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分解して中身をチェック!|ネットで買える激安LEDバルブを検証してみた【その4 分解編】


ネットで買える激安LEDバルブを検証してみた【その4 分解編】

分解して中身をチェック!

前半3話で紹介してきたLEDを見ると物によっては少々明るさに問題があるなどするが、この価格であれば充分では? と思ってしまいがちだが、実はそうではない。
ごんた屋店長の東田氏曰く激安LEDは装着した後に問題が発生することが多いという。
どういう事なのかを聞いてみた。

価格が安いには安いなりの理由がある商品によってはリスクを考えて選ぶことも必要

「価格が安いには安いなりの理由があります。単純に部品点数が少ないと価格は安くなる。今回の商品でも見た目が同じようなものでも価格差があります」。

ごんた屋 東田徳久 代表取締役

確かに使用したT20のLEDはフロントとリアで似ているものが機能の違いで1100円と600円だった。
さらに東田氏は言う

「部品点数が多ければ良いわけではありません。単純に部品点数が増えれば壊れるリスクがある箇所が増えます。
逆にシンプルな構造のものの方が壊れにくかったりもする。
重要なのはきちんとした設計を元に必要な部品をキチンと装着する事です」。

安いLED全てが悪いという訳では無いと思うが、ケースとして多いのは振動や熱に対しての対策(設計も含め)がなされていないことが多いようだ。
それで部品が故障したりLEDが切れたりハンダが外れたりという事情につながるらしい。

そのあたりを今回は更に掘り下げてみてみる。

耐久性のチェックはすぐにはできないけど 激安LED を詳しく調べてみた!

LEDバルブを分解してみると……

実際に今回準備したLEDを点灯テスト後に触ってみると手で持つことが困難なほど熱くなっているものがあった。
実際に電球の場合でも点灯直後は直接触ると火傷しそうなほど熱くはなっていが、電球の場合は本体はガラスにフィラメントでできており、熱に対して強い作りになっている。
しかしLEDの場合は樹脂の部分があったり基盤やハンダなども熱の影響を受け故障の原因になりやすい。
その中身はどうなっているか分解してみた。

「分解して中身をチェック!|ネットで買える激安LEDバルブを検証してみた【その4 分解編】」の1枚めの画像こちらは3話でリアウインカー用に使用したT20のシングルタイプのアンバーLED。 こちらのタイプは周りを取り囲むようにSMDタイプのLEDが3個並んでおり、3個単位で点灯するような仕組みになっている。 3個中1個がダメになると3個が点灯しなくなるが、他の3個単位の基盤でLEDは点灯することができる。

上で説明したように、一見すると同じようなつくりのLEDであっても実際に中を分解してみると、使っている部品をはじめ回路自体まったく違った作り方になっていたりする。
もちろんLEDの発光色が違うので見た目でもチップの色が違うのだが、実際見た目だけでなく見えない部分でもかなり違いがあることが分かった。

省スペースに色々な技術が盛り込まれている

クルマのバルブとして使用するLED自体、そもそも大きさ的にはそんなに大きなものではない。
ヘッドライトやテールライトのユニットの中に収まらないといけないものなので大きく出来ないところもある。
そんな限られたスペースの中にLED自体はもちろん抵抗やダイオードといった部品だけでなく、最近ではCANBUS対応や極性無しにするダイオードブリッジ回路などいろいろな技術が盛り込まれている。

ある程度の量産品になってくると回路設計された後に写真のような専用の基盤が製作され、それに基づき製品が製造されることが多い。
LEDの配置やスペースを考えて設計されているので、コンパクトに効率の良い配置になっている。

「分解して中身をチェック!|ネットで買える激安LEDバルブを検証してみた【その4 分解編】」の1枚めの画像T10という小さなバルブサイズ内にCANBUSキャンセラーを内蔵するための細かな部品が配置されている。

最近流行の抵抗内蔵バルブは要注意

T20のアンバー色LEDを分解。

「分解して中身をチェック!|ネットで買える激安LEDバルブを検証してみた【その4 分解編】」の1枚めの画像ウェッジベースと本体を切り離し、本体側のアルミのケーシングの中を見てみると、ご覧のように基盤が入っていた。

基盤を取り出すと中には部品がギッシリ配置されている。
この基盤ですべてのLEDをドライブするように出来ている。
逆に言えば基盤上の1部品でもダメになると全て点灯しなくなる。

チップに塗装したタイプもある

こちらはフロントのウインカーに使用したLEDバルブだがよく見るとLEDのチップの色が発光色と同じアンバーになっている。
これはLED自体の発光色は白色のものにアンバーの色を塗装してアンバー色に発光させているタイプ。

熱がこもってしまう構造は怖い

こちらの作りはアルミのケースのような形で本体が覆われるような構造になっている。
放熱の観点から見るとこのような形状は熱がこもりやすくなるので危険を伴う。
熱による故障が多い製品なので出来るだけ熱がこもるのは避けたいところ。

抵抗ユニットの構造もチェック

今回集めたなかのハイフラ抵抗器も分解チェック。

「分解して中身をチェック!|ネットで買える激安LEDバルブを検証してみた【その4 分解編】」の1枚めの画像中はセメント抵抗の様なものだった。表面はヒートシンク状のケーシングだ。

SUBARU Style Vol.7 (2020/9/30)より

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