サーキットで培った技術。本物の走りのノウハウを応用
ジムニーカスタマイズ最前線 【セッティング編】
KUNI 池田自動車
ジムニー業界でKUNI池田自動車という名前は聞いたことがない。
当然だ。現状、KUNI池田自動車は、ジムニーの専門店でもなければ実績もない。
しかし、KUNI池田自動車は、HKSのパフォーマンスディーラーにも名前を連ねる、チューニングにおいての実力派ショップ。
更には、スズキのディーラーでもある。
現在の得意車種はスイフトスポーツ。
サーキットでの走行を頻繁に行う、走りの専門家でもある。
そんな走りの専門家が、ユーザーの依頼でジムニー業界に名乗りをあげたのだ。
今回の取材車両はJB74。
現状のチューニングはシルクロードの1インチアップに、HKSのリーガルマフラー、エンケイのRPT1、オープンカントリー MT 195R16というライトなチューニング。
この仕様は、ジムニーに乗り始めたユーザーが、安価にチューニングの楽しさを知り、次へと繋げるものだ。
基本的に、乗り味はノーマル。リフトアップした分、スタビライザーの効きが強まり、回答性はいい。
もともと、JB64に比べエンジン単体重量がある為、ノーズの重さを感じる車両が、1インチアップする事でノーマルよりもバランスが良くなっている。
フロントエンジンミッドシップの新型ジムニーシリーズは、どうしてもフロントタイヤの接地感が弱い。
最も簡単に、フロントの接地感を高めるに、この手法はアリだ。
更に、補正をせずにスタビライザーを使用することで、前傾姿勢をも作り出している。
リアには、延長アダプタを使用し、ダンパーの伸び切りを防止している。
必要な箇所に必要なパーツを組む。
当たり前のことだが、ピンポイントでパッケージを組むのはチューナーの素養。
今後のジムニー業界で、気になるショップが新たに生まれた。それがこのKUNI池田自動車だ。
Produce by KUNI IKEDA Motors
スタイリングは至ってシンプル
外から見たシルエットは、アルミホイールをエンケイRPT1に変更し、オープンカントリーMT 195R16に変更したのみ。
1インチのリフトアップで装着が可能となっている。
シンプルだが、このバランスは悪くない。
新車購入時にユーザーが最初に行うチューニングとして、かなり敷居が低く違和感がないだろう。
筆者的にも、このメニューは推奨できる。
ホワイトのボディにホワイトのエンケイ RPT1は、直線基調の車体にジャストフィット。この組み合わせは、アリだ。
HKSのリーガルマフラーは、ノーマルバンパーにジャストフィット。排気音が気分を盛り上げてくれる。
T-Cars Sportsガングリップステアリングは、ドライビングをアシストしつつ室内をオシャレに演出。
JB74W JIMNY SIERRA
●シルクロード 1インチアップ
●HKSリーガルマフラー
●T-Cars Sportsガングリップステアリング
●エンケイRPT1 6.0J×16
●トーヨー・オープンカントリ−MT 195R16
NUNI池田自動車
スイフトスポーツのプロショップ
普段は、スイフトスポーツをメインに、アルトワークス、カプチーノのチューニングを行っている。
積極的にサーキット走行を行い、スイフトスポーツのコンプリートマシン販売や、様々な走りのチューニングを施工。
HKSのパフォーマンスディーラーでもあり、サスペンションだけでなく、エンジンチューニングにも造詣が深いのだ。
ジムニーチューンは奥が深い。これから挑戦します
KUNI池田自動車代表 池田邦光さん
ユーザーからの要望で始めたジムニーのチューニングですが、奥の深さを痛感しています。なかなか面白い。今後、様々なジムニーチューンにアプローチしていくつもりなのでよろしくお願いします。
スズキのディーラーでもあるKUNI池田自動車は、スイフトスポーツの専門ショップ。サーキット走行を積極的に行う、走り系のチューニングショップなのだ。
問:KUNI池田自動車
住所:愛知県大府市神田町6-114
電話:0562-47-0405
営業時間:10:00〜19:00(日曜〜18:00)
定休日:月曜・祝日・イベント日
URL:http://ikeda-car.com
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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