
セ・リーグがついに27年シーズンから指名打者(DH)制度を導入する。1975年(昭50)にパ・リーグが先んじて採用して以来「投手も打席に立つ9人野球の伝統」を守り続けてきたが、国内の高校、大学野球が相次いでDH制導入を発表する中、制度の統一と国際化の流れを受けて方針転換。プロ野球界の大きな節目を迎えるこにとなった。
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指名打者制が採用されたら、各チームどんな重量打線を組めるのだろう。担当記者が占った。
【DeNA】
<1>(中)桑原
<2>(二)牧
<3>(左)佐野
<4>(一)オースティン
<5>(三)宮崎
<6>(指)筒香
<7>(右)蝦名
<8>(捕)山本
<9>(遊)林
重量打線が持ち味のDeNA打線にとって、DH制は大きなメリットになる。今季で言えば左翼が佐野、筒香、一塁がオースティン、フォード、ビシエドら長打を備えるスラッガーが控える。特に昨季は、DH制の試合は日本シリーズも合わせて11勝1敗と抜群の相性を誇った。【小早川宗一郎】