1台で街乗りからオフロードまで
東西の人気峠を激走 THE BEST SUSPENSION of JIMNY
APIO
ジムニーカスタマイズに欠かせないパーツブランドとして、多くのユーザーから圧倒的な支持を集めているアピオ。
その歴史は古く、約40年前の1988年にジムニー専門店としてスタートした。
パーツの性能を磨くステージとしてJB23ではラリーレイド(耐久ラリー)にも挑戦し、数々の栄冠を獲得している。
そうした過酷な環境のなかで、トラブルなく走り抜くために開発されているのがアピオ製のカスタムパーツ。
そのコンセプトはもちろん現行のJB64/74用にも受け継がれ、ハイクオリティで高い耐久性を持つものに仕上げられているのだ。
そのラインアップはエクステリアやインテリア、エンジン系やホイールまで多岐に及ぶが、なかでもとくに注目したいのが走りを支える基本となるサスペンションキット。
デモ車が装着するのはリフトアップ量40mmのタイプで、14段減衰力調整式のダンパーと粘り強くコシのあるチタン配合スプリングの組み合わせ。
さらにリフトアップによるジオメトリ変化を補正するブッシュや強化タイプのステアリングダンパーも追加して、ファーストカーとして使える乗り心地と、サイズアップタイヤにも対応したオフロード走行性能を両立させている。
今回は速度レンジの高いワインディングでの試乗となったが、下りの高速コーナーでの安心感に性能の高さを感じた。
高い限界なのに乗り心地もハードではなく、不快なピッチングがよく抑えられたフラットなものとなっていた。
そして楽しい走りの演出に欠かせないのが、ヨシムラ製のチタンマフラー。
主張しすぎない音量ながら、ほかでは味わえい低音の効いたサウンドで、駐車やUターン時に思わず必要以上にアクセルを踏み、空ぶかしをしてしまったほどだった(笑)。
シンプルな横スリットデザインのマークレスタイプとしたタクティカルフロントグリル。ABS製で塗装も可能だ。
オフロード走行時のクリアランス確保にも有効なのがタクティカルフロントバンパー。スチール風のデザインがこだわり。
スクエアデザインの堅牢なスチール製リアラダー。スペアタイヤ装着にも対応で、穴開け加工なしのボルトオン装着が可能。
リムエッジまで伸びたアローシェイプの5本スポークホイールは、オリジナルのワイルドボアXのガンブラックタイプ。
注目の足まわり 6440Ti Suspension kit
ストリートでのバランスを損なわずに、オフロード走行も楽しめるオールラウンド性能を目指したのが6440Ti。
40mmリフトアップの設定は、JB23の60mmアップに相当するバランス。
14段調整式の複筒式ダンパーとチタン配合A2000Tiスプリングのセット。
リフトアップ対応のラテラルロッドやキャスター補正ブッシュなども用意する。
インタークーラーとラジエターの透き間をカバーし、効果的にエアを導入するのがインタークーラーエアプレートだ。
バイクパーツの世界的ブランドであるヨシムラとのコラボで開発されたチタンマフラーはノーマルバンパーに対応。
JB64W JIMNY
【Exterior】
タクティカルフロントバンパー:5万7000円
タクティカルフロントグリル:3万9000円
ナンバープレート移動キット:2万1000円
ナンバーパネル&ライザーバー:9400円
スペアタイヤカバー:6500円
リア牽引フック:5500円
スチールリアラダー:4万2000円
ABSフューエルリッドカバー:6000円
フロントランナー製ロードバー:4万2000円
【Interior】
アルミMTペダルセット:1万1000円
MTドライバーズフットレスト:1万1500円
54シフトノブ・ポリマー樹脂製:7200円
RECARO SR-7F:7万8000円
ROADWINシートレール:2万8000円
APIOオリジナルフロアマット:1万5000円
【Engine Tune】
ヨシムラマフラーR-77Jチタンサイクロン:22万円
インタークーラーエアプレート:1万5000円
ラジエターキャップ:2500円
オイルフィラーキャップ:7800円
【Suspension】
6440Tiサスペンションキット:21万円
JB64専用40mmアップA2000Tiコイルスプリング
ロングストロークショックアブソーバー(減衰力14段調整式)
前後調整式強化ラテラルロッド
スタビライザーショートジョイント×2
フロントバンプストッパースペーサー×2
キャスター角偏心ブッシュ×2
JB64専用ロングブレーキホース
LEDヘッドライトレベライザー調整プレート
ROADWINステアリングダンパー:2万7000円
【Tire&Wheel】
WILDBOARX 5.5J×16
ヨコハマ・シオランダーMT 195R16
※価格はすべて税別です
アピオアートディレクター
井上 健さん
ジムニーにファーストカーとしての満足度と遊びの幅を広げるのがアピオのパーツです。デモ車が装着しているタクティカルフロントバンパーは年内発売の予定。オンロードメインなら20mmリフトの6420SAサスキットもお勧めです。期待をいただいているJB74用のECUも現在開発中で、JB64用も開発予定です。
問:アピオ
電話:0467-79-3732
URL:http://www.apio.jp
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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