違反点数が3倍、反則金も普通車で1万8000円に!
「ながら運転」厳罰化から1カ月、
安心&安全運転のために内容を再確認
昨年の12月1日から、スマートフォンや携帯電話を操作しながら運転する、「ながら運転」に対する罰則が強化された。そもそも運転中のスマホ操作は禁止されているわけだが、罰則強化でどう変わったのか? その内容を改めて確認しておきたい。
いまや1人1台が当たり前の時代になったスマートフォン。その一方で、増え続けているのが、クルマの運転中に電話をかけたりゲームに興じる、「ながら運転」を原因とする交通事故。
「ながら運転」に関しては、いわゆる“軽微な違反”として、反則金+基礎点数の減点とされていたが、「改正道路交通法」によって、反則金と基礎点数が大きく変わった。
具体的には表で確認して欲しいが、反則金、基礎点数ともに3倍となり、「ながら運転」での事故は一発免停という処分が下される。
そしてもうひとつ気になるのが、カーナビの画面を注視する行為に関して。世間では「ナビ画面を2秒以上見続けると違反になる」という話が飛び交っているが、道交法で明確な数値の記載はない。
あくまでも「注視」という言葉で表現されている。これは、自動車が時速60㎞で走行すると1秒間に17m、2秒間で33m 進むことを念頭に、2秒以上画面を見ると運転者に危険が生じるという観点から、注視=2秒とされているよう。
そこで気になるのは実際どうやって取り締まりを行うのか?
スマホのながら運転などは、警察官やパトカーが違反車両を停止させ取り締まっている現場を見たことがあるが、カーナビの注視はどうするのか? 警察官がドライバーをジッと見ながら注視時間を測定するのか? 警察庁へ取材を試みたが「取材にご対応することはできません」とのこと。
かなりモヤモヤするものは残ってしまったが、とにかく運転中はスマホを持たない、カーナビを操作するときは道路の端に駐車するなど、クルマの運転は安全第一を忘れずに。
携帯保持 画像注視
クルマの運転中は、スマホや携帯電話を使用していなくても、保持(手に持っている)している状態でも取り締まられる対象となる。
カーナビの 画像注視
取り締まり方法の回答は得られなかったが、わずか数秒でも自動車の進む距離はかなりのもの。目をそらす行為がいかに危険かを自覚して欲しい。
※写真は公道ではない場所で撮影しております。
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