心躍るインポートカーカスタム 連載#03
上級グレードを思わせる自然な立ち姿
Volkswagen Sharan & Golf Touran
フォルクスワーゲン シャラン&ゴルフトゥーラン Produced by build
輸入車だけに限らず国産車のドレスアップも請け負う実力派ショップ、ビルド。
代表の塩飽さんは、ユーザー時代に多くの雑誌やイベントで活躍した経歴の持ち主でもある。
得意としているのはボディメイクで、2台いずれにもビルドイズムが注ぎ込まれている。
まずはシャラン。一見するとホイール&ローダウンだけのように見えるが、実はフロントバンパーがニコイチ。
純正の上半分だけを使い、下半分はゴルフⅥのGTI純正をドッキング。
あたかもシャランにGTIが存在するかのような自然な作りが見どころだ。
純正然とした自然なニコイチ!
シャランの一番のポイントが、純正とゴルフⅥ GTI 純正バンパーのニコイチ。ABS樹脂同士の複合は難易度が高いが、まるでシャランにGTIグレードがあるかのような違和感のなさ。ビルドの高い技術力の証なのだ。
リアバンパーはマフラー出口に合わせて加工。以前、別のクルマで使っていたテールを使いつつ、ゴルフⅦ GTI 純正サイレンサーで消音。
足元を支えるTSW・メカニカRFの色が塗り分けにも使われる。ローダウンはパサート用車高調を流用。そのため、ダウン量もかなりのもの。
【DEMO CAR SPECIFICATION】
●EXTERIOR
純正+ゴルフⅥ GTI 純正フロントバンパーニコイチ
純正リアディフューザー加工
●TUNING
BCレーシング(パサート用)車高調
ゴルフGTI 純正サイレンサー+ワンオフテール
●WHEEL/TIRE
TSW・メカニカRF(20×9.0+45)
ニットー・ネオテクジェン(225/35-20)
一方、トゥーランには、仕上げのスパイスをふりかけた。というのも、オーナー自身が12年という歳月をかけ、ハイパースポーツなスタイルに仕上げてきたトゥーラン。
そこにバッドフェイスボンネットとボトムラインのスプリッターを製作。
元のスタイルをさらに引き立てることで、絶品の立ち姿を完成させた。
どちらのクルマにも当てはまるのは、自然であること。シャランの場合は上級グレード感であり、トゥーランはスーパーカー仕立て。
求めるカスタムの方向性に合わせ、さり気なく加工することで、2台のVWはひと際光り輝く。
クルマ合わせでスプリッターをワンオフ
30プリウス用エアロをニコイチしていた朝倉さんのトゥーランに合わせ、ビルドにてスプリッターをワンオフ。ボンネットのバッドフェイス加工も相まって、精悍さに拍車がかかっている。
ステアリングはポルシェ911純正を加工装着。ここにもスーパースポーツを意識したメイクを投入しているのがポイント。中央のパッドはVWに。
運転席&助手席にはレカロ・スタイルJJを導入。ファットムーンにて張り替えた。また、ドアトリムなどの張り替えはニューイングの手によるものだ。
ボンネットを開けるとカーボンチャンバーがカッコいいグループM 製ラムエアインテークシステムが目に飛び込んでくる。点火系チューンも施す。
スーパーカーライクなバンパーに合わせたランボルギーニガヤルド純正ホイールはフロント用を4本使用。ブレーキはブレンボ・GTキットだ。
【DEMO CAR SPECIFICATION】
●EXTERIOR
純正+LBアース(30プリウス用)フロントバンパーニコイチ
純正+LBアース(30プリウス用)リアバンパーニコイチ
ラビット・サイドステップ
MSデザイン・ルーフスポイラー
ワンオフバッドフェイスボンネット
ビルド・F/S/Rスプリッター
● INTERIOT
ポルシェ911 純正ステアリング加工
レカロ・スタイルJJ 張り替え
フォ部首ランクフロアマット
各部張り替え
●TUNING
ACC・エアランナー
アインザッツ・マフラー
ブレンボ・GTキット
●WHEEL/TIRE
ランボルギーニガヤルド純正(19×8.5+41.9)
ニットー・NT555G2(235/35-19)
問:ビルド 0866-62-2172
http://www.build-car-design.com
スタイルワゴン2020年1月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]