デリカを楽しむための基礎講座
メンテナンス編
定期的なメンテナンスはトラブルを防ぎ愛車の寿命をグッと伸ばしてくれる
カスタム車はドラシャブーツの破れに注意
ディーゼル車はエンジンオイルに足まわりはヘタリに注意しよう
デリカは多人数乗車で長距離ドライブしたり、車中泊に使用したりすることの多いクルマだが、メンテナンスに関していえば、特別な部分はなく一般的なクルマのメンテナンスと同じ。エンジンルーム内では、エンジンオイル、エアクリーナー、冷却水、バッテリーなどをチェック。
エンジンオイルは、5000㎞ごととか定期的に交換していれば問題ないが、ディーゼル車の場合はガソリン車よりもオイルの汚れが早いのでエンジンオイルには気をつかいたい。またオイルのにじみや漏れがないかもチェックしておこう。エアクリーナーはボックスを開けてフィルターをチェック。
汚れているようなら交換したい。あとブレーキフルードだが、ブレーキパッドが減ってくると摩耗量に応じてフルードの液面も下がってくるので、パッドの残量を目視して減っているようなら交換しよう。
デリカはその性格から4WDでオフロードを走行する場合も多い。ということは足まわり、ショックのヘタリなどは一般的な車両よりは早く起こる可能性が高い。
また車高を上げている車両も多いのだが、その場合はドライブシャフトのブーツに負担がかかっていることが多いので、ブーツの劣化が早い。
最悪ブーツが破れてグリスが漏れていることもあるので、ドライブシャフトのブーツまわりは小マメにチェックしておこう。定期的なメンテナンスを行うことでトラブルを未然に防ぎ、愛車の寿命も伸ばしてくれるだけに、しっかりとやっておこう。
ブレーキフレード
ブレーキフルードは、パッドが摩耗してくると液面が下がる。フルードの液面が下がったらパッドの残り具合を要チェックだ。
オイル
エンジンオイルはその汚れ具合や量のチェックを小マメに。同時にエンジンまわりにオイルのにじみや漏れがないかもチェックしよう。
バッテリー
バッテリーも経年劣化するパーツなので定期的な交換が望ましい。エンジンのかかりが悪くなったり、ライト類の明るさが変化してきたら要注意。
エアクリーナー
エアクリーナーはクリーナーボックスを開けて中にあるエアフィルターをチェック。汚れがひどい場合はフィルターを交換しよう。
ドライブシャフト
車高を変化させるとドライブシャフトに角度が付くためブーツにかかる負担も大きくなる。ゴム製で劣化するパーツなので破れには要注意だ。
デリカパーフェクトブック 2019年11月11日発売号 より
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