50エスティマをカスタムしてみよう
まずはやっぱり足元から‼
発表から約13年が経過し、カスタムパーツの中でも特にエアロパーツの種類が少なくなってきている50エスティマ。そんな50エスティマをカスタムするなら、真っ先に手を付けるべきなのはホイール。ホイールについての知識や新作ホイールの仮想マッチングなど、まずは最初にカスタムしたいポイントをお送りするぞ。
IV型の純正は18インチ、狙うなら19or20インチ
50エスティマⅣ型を例に、純正のホイールサイズは18インチ。インチアップを狙っていくならば、2~3インチアップが基本となるが、50エスティマの場合は1~2インチアップが狙い目。ファミリーユースが多いクルマだけに、乗り心地を損なわずインチアップ欲を満たす19インチや、見た目にも迫力があり変わった感が出る20インチが狙い目となる。
Ⅳ型50エスティマの純正サイズは
18×8.5+42 5/114.3
ホイール交換の基本はインチアップ
インチアップ=ホイール口径を大きく
ホイールのインチアップの基本は、純正のタイヤの外径サイズから変えないこと。ホイール口径を大きくしながらタイヤの厚みを薄くしていく。ホイールをインチアップすると、ホイールが強調され見た目も変化。純正のタイヤ外径サイズから大きく変わると、スピードメーターの誤差や車検に通らなくなる不具合もあるので注意。
インチアップとはタイヤ外径(タイヤの直径)を変えずにタイヤの厚み(横からみた時のタイヤの厚み)を減らす、とてもシンプルなものだが、ホイールの面が大きくなることで、足元のインパクトが圧倒的に上がる。ホイールのデザインはもちろん、深さ、カラーによっても見映えが変わる。
オススメのタイヤサイズはコレだ!
ホイールサイズ | タイヤサイズ | タイヤ外径 |
---|---|---|
エスティマ純正(18インチ) | 225/50R18 | 682ミリ |
19インチ | 245/40R19 | 679ミリ |
20インチ | 245/35R20 | 679ミリ |
各部の呼び名やサイズの見方を再確認!
●インチ:ホイールの直径。インチ表記となり、19インチであれば19×2.54cmで直径は48.26cmとなる。
●リム幅:ホイールの内側から外側までの長さ。これもインチ表記となる。(例:8.0なら20.32cm)
●リム形状:リムの大きさをB、J、JJなどアルファベットで表記したもの。Bが小さくJJにかけて大きくなる。
●インセット:リムの中心と取り付け面の距離のこと。取り付け面がホイール外側にあればプラスインセット、内側にあればマイナスインセットとなる。こちらはミリ表記。
●ホール:ホイールを取り付けるためのナットの数。車重などによって増減。50エスティマは5個で、他にも4個や6個のものも。
●P.C.D.:ナットホールの中心を結んだ円の直径(mm)。ホール数同様に、車重などによって大きさが変わる。50エスティマは114.3。他にも100、120、139.7などがある。
アルミホイールの構造
1ピース
ディスク・リムなど全ての部分が一体成型なのが1ピース。ホイールの剛性が確保しやすいことや製造工程がシンプルでコストパフォーマンスに優れるのがメリット。インセットはピンポイント。
2ピース
リムとディスクが分かれていて、溶接により組み立てられるのが2ピース。ディスク位置を自由に設定可能で、インセットの設定がミリ単位でオーダーすることが可能となっている。
3ピース
アウターリムとインナーリム、ディスクをピアスボルトで組み付けているのが3ピース。各部品のカラーや仕上げを細かに変更することが可能。インセットは組み合わせる内外のリム幅に依存。
リアトーションビーム車である50エスティマの注意点
トーションビームを採用する50エスティマ。ローダウンしていくとリアホイールの位置が前方にずれ、履けるホイールサイズに限りがある。下の写真はエアサス搭載車で位置関係の実験をしたもの。
写真のジェーライン製リアアクスルキットなどで履けるホイールサイズを拡大することが可能。取り付けの際は足回りの構造変更が必要になる。
スライドドアのクルマの場合、ハミ出しや過度なキャンバーがついている場合はドアが開かなくなることがある。その部分の見極めも重要だ。
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