独フォルクスワーゲン(VW)・グループ傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェは2月26日、コンパクトSUV「マカン」の次世代モデルを純粋な電気自動車のみとすると発表した。ドイツのライプチヒ工場で2020年代の初めに生産を開始する予定。
ポルシェは2019年末に、同社初の純粋な電気自動車となるセダン「タイカン」を市場投入する。その後、派生モデル「タイカン・クロス・ツーリスモ」も発売する予定。次世代「マカン」はポルシェにとって3番目の電気自動車となる。
独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、次世代「マカン」の市場投入は2022年になるもよう。
ポルシェのオリバー・ブルーメ社長は今回の決定に際し、「我々は2022年までに60億ユーロ以上を電動車に投資する計画で、2025年までにポルシェの新車の2台に1台が電気駆動となりうる。今後10年は、ガソリンエンジン、プラグインハイブリッドモデル、純粋な電気自動車のスポーツカーのミックスとなる」とコメントした。
ポルシェは昨年7月初め、次世代「マカン」をドイツのライプチヒ工場で生産すると決定した。同工場では、既存の生産ライン上で純粋な電気自動車を生産できる体制を整える。ライプチヒ工場は2002年に量産を開始した工場で、現在は従業員4,000人超が勤務している。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]