スーパーカーオーナーになると、思わぬリスクに遭遇することがある。 最近報道された、フェラーリやポルシェが起こした高速道路上の事故のように、「ポルシェが引き金になった事故だから」「フェラーリが絡んだ事故だから」という理由で報道されるというのは端的な例かもしれない。
つまり、一般的な車種だと話題にならないようなことでも、スーパーカーだと槍玉にあげられやすい。
もちろんそこには世間の「ひがみ」を煽ろうとするマスコミの意図が見え隠れしないでもないが、もちろん一番問題なのは、違法行為をする側であることは言うまでもないだろう。
スーパーカーオーナーは皆の手本になるべき立場である
だからまず、スーパーカーに乗るならば、無謀な運転、違法行為はしてはならない。 「あおり運転」が話題となって以来、ドライブレコーダーの装着率は高くなっていて、「いつもどこかで誰かに見られている」、そして「常に記録されている可能性がある」ということを改めて認識しておくべきだ。
ただ、無謀運転、違法行為をしないというのはスーパーカーに乗っていようが乗っていまいが、それは「常識」だ。 だから、ここではそれについて改めて述べることはしない。
少し話はそれるが、ボクはバイク(自動二輪)にも乗っている。
そしてバイクで道路を走っている時に思うことがある。
それは「大型バイクに乗っている人は一様にマナーに優れる」ということだ。
ときには、「この人を見習って、自分のライディングも見直さなくては」と思うほど素晴らしいマナーを持つライダーもいる。
大型バイクは、その運転免許、車両価格ともにハードルが高い。
だが、ハードルが高い乗り物に乗っているからこそ、それに恥じないように振舞っている人を見ると、襟を正したくなる思いだ。
ボクは、スーパーカーもそういった存在であるべきだと思う。 スーパーカーはそれだけで目立つ存在であるから、無謀な運転をしても目立つ反面、ちゃんとマナーを守っていてもかならずそれは人の印象に残る(とボクは信じている)。
周りよりもパワーのあるクルマに乗っているからこそ、そして周りのクルマよりも高い運動性能を持つクルマに乗っているからこそ、そのドライバーは「手本」となるべきだ。