1979年の誕生以来、メルセデス・ベンツのラインアップのなかで特別な存在であり続けているGクラス。登場から39年を経て新型が登場しても、従来型Gクラスはいまだに継続して販売を続けています。そんな従来型Gクラスをベースにした最後の特別仕様車がG 350 d Heritage Edition。日本限定となるこのモデルの特徴は、長い歴史のなかで人気の高かったボディカラーを特別に採用していること。W123などでおなじみのイメージカラー、「チャイナブルー」(カタログなどでは「プロフェッショナルブルー」と記載)をはじめ、「ブルーブラック」「インペリアルレッド」「マラカイトグリーン」、さらにドイツのタクシーの色としても知られる「ライトアイボリー」といった懐かしいボディカラーを復刻。往年のメルセデス好きが思わずグッとくるような内容となっています。
日本未入荷のG 350 d Professionalをイメージ
ボディカラーを語る上で外せない車種が、2016年に本国で導入されたG 350 d Professional。このモデルの専用ボディカラーとして、「デザートサンド」とともに設定されたのが「チャイナブルー」でした。
G 350 d Professionalの特徴は、オフロードでの機能性を追求したシンプルな仕様。外観ではフロントマスクやオーバーフェンダーがマットブラック仕上げになり、ドアミラーは手動式。オプション装備には、ラダー付きルーフキャリア、ウィンチ装着に対応した専用フロントバンパー、トレーラーヒッチなどが設定されました。内装ではパワーウィンドウとCOMANDシステムが廃され、水洗いに対応したフロアを採用。オプションでウッドフロア仕様のラゲッジルームが設定され、スパルタンな内外装を特徴としていました。