独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の新モビリティサービス子会社モイア(Moia)は、相乗り(ライドシェア)サービスを30日にハノーバーで正式に開始した。
同市から認可が下りている150台のうち、まず55台をここ数日中に投入する。利用者も試験段階の3,500人から1万5,000人まで増える見込みで、利用者の増加とともに投入車両と営業区域を段階的に拡大していく。また、車両の半数を2020年末までにEV化し、2022年までにすべてをEV化する予定。
モイアのサービスでは目的地が同じ方向の乗客が共同でマイクロバスを利用できる。利用者はアプリで現在地の近くに架空の停留所を設定し、そこにバスを呼び寄せて乗車する。
料金は公共交通機関とタクシーの中間になるように調整し、利用日や利用状況によって変動する。料金の透明性を確保するため、予約時に必ずアプリ上に表示する。
同社は2019年からハンブルクでも当該サービスを開始する予定だが、タクシー業界からは中止を求める声が大きい。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]