英高級車メーカーのアストンマーチンは、ファーンボローで開催された国際航空ショーにおいて空飛ぶタクシーのコンセプト「VisionVolanteConcept」を発表した。
エアクラフトは3人乗りで、ハイブリッドモーターを搭載し、垂直離着陸と離陸後にローターの向きを変えることで高速飛行に移行できる。
フロントに2基、後方1基のローターで駆動する。コンセプトはクランフィールド大学、クランフィールド・エアロスペース・ソリューション、ロールスロイスと共同で開発した。
「VisionVolanteConcept」についてアストンマーチンのアンディ・パルメCEO(最高経営責任者)は、性能と高級感で他の類似研究を大きく引き離していると強調。渋滞や環境負荷を改善する究極のモビリティになる、と期待を示す。
現在、ドイツのLilium(ミュンヘン)やVolocopter(ブルッフザール)など数多くの企業が1~2人乗りの空飛ぶタクシーを開発している。また、エアバスとItaldesignも共同開発しており、先日ドイツのインゴルシュタットで空飛ぶタクシーのテスト飛行を行う計画を発表している。
[提供元/FBCBusinessConsultingGmbH]