今回は「(自動車の)ディーラーに乗ってゆくクルマで、そのディーラーの態度は変わるのか?」について考えてみたい。
結論から言うと「変わる」ということだが、ボクは「高いクルマに乗って行ったからといってVIP扱いされるわけではない」と考えている。
乗ってゆくクルマに対するディーラーの反応は?
まずは乗ってゆくクルマでディーラーの態度は変わるのか、を考えてみよう。
これについては「変わる」としか答えようがない。
ディーラーのセールスとて人の子である。
その客の人となりを判断するのに、その持ち物やクルマでもってなんらかの判断をするのが普通だ。
むしろ、そういったものを通じて客を値踏みしていると考えてもいい。
ボクは自宅のガレージにランボルギーニ・ウラカンを収めているが、たとえばバイクで(顔見知りではない)ディーラーに行ったりすると、「そろそろ自動車の購入をお考えですか?」と言われたりする。
また別の日には、故あって20年落ちの軽自動車に乗って(やはり顔見知りではない)ディーラーに行ったりすると、「もう(古いので)このクルマを買い替えましょうよ」とセールスに言われたりもした。
つまり、人は「見たいようにしか物事を見ない」のだ。
では、高くてピカピカのクルマに乗ってゆけばいいのか?
ボクは比較的短いサイクルでクルマを買い替えるし、増車することもある。
だから、新車に乗ってディーラーに行くこともある。
そういった場合、そのクルマを見てディーラーのセールスが考えるのはこういったことかもしれない。
「このクルマはまだ新しいから、この人は今すぐにクルマを買い換えないだろう」、と。
つまりは見込み客ではなく、冷やかしだと思われるかもしれない。
ボクがその新車を1年以内に買い換える予定であることや、「増車」しようと考えてそのディーラーを訪問したことを、初めて会ったそのセールスは知ることができないからだ。
そして高価なクルマに乗ってディーラーを訪問したとしたらどうだろう?
乗って行ったクルマの価格帯と、そのディーラーで扱っているクルマの価格帯が大きくかけ離れている場合、そのディーラーは「このような高級なクルマに乗る人が、ウチのクルマを買うわけがない」と考えるかもしれない(いずれのケースも、実際にそう言われたことがある)。