ざっくり、こんなバス
- 名古屋バスの4列シート「京名特急ニュースター号」
- コンセントは窓側のみ
- 閑散期の最安値の場合、片道2,000円以下で乗車も可能!
見た目と車内設備
車両の見た目がわかりやすい!
正面には「NAGOYA BUS」の表記と☆のイラスト、ナンバーの上には行き先の電光表示があります。
側面も同じ雰囲気で「NAGOYA BUS」の文字とともに☆のイラストが入っています。また、ドア横にも行き先の表示があります。前と横両方にあると安心ですね。
車内は明るい雰囲気、シートピッチも広い!
高速バスとしてはわりと珍しく、赤青のカラフルな座席に派手めな色の赤のカーテンです。たまにバス車内が暗く感じることがあるんですが、この色味だとそういう心配はなさそう。見た通り、4列のシートです。
フットレストはありませんが、それでもシート間の幅は十分。180cmあるわたしが座っても、膝が詰まることなくゆったりと足を伸ばせました。フットレストがないぶん、逆に前の椅子の下に足を入れられていいのかも?
テーブルはなしでドリンクホルダーがあります。乗車時間は2時間半程度なので、十分な設備ですね。
コンセントは窓側のみ設置
USBコンセントは窓側のみの設置。窓の下あたりにあります。自分が予約した便は満席だったので、コンセントを使いたいという人は早めに予約して窓側席を確保しましょう! 早く予約すれば早割も使えたりするので、おトクでもありますよ。
車内にトイレはなし! 乗車前か休憩のPAで行くように!
また、車内にはトイレがありません。途中パーキングエリアで1回休憩が入るので、乗車中にトイレに行きたくなったらそこで行きましょう。
そのほか気になる点をチェック
ほか、調節できるエアコンやライトなどの設備も。降車ボタンも頭上にありますが、今回は名古屋を出たら途中停車はせず、そのまま京都駅に直行だったので、押す機会はなかったです。
気になる荷物ですが、キャリーケースなどの荷物は乗る前に車両下のトランクへ。リュック程度の大きさであれば、車内の荷物棚へ上げておけます。
実際に乗車!
わたしは名古屋駅10:10発の便に乗車! 平日でしたが数日前の時点でほぼ満席だったので、かなり人気の便のようです。
名古屋駅の乗り場案内
乗り場は名古屋駅太閤口(新幹線側出口)のビックカメラ前。ここはWILLERなど、ほかの高速バスの乗り場にもなっているため、結構な人がバスを待っていますね。
駅からは地上で道路を渡ってアクセスできるほか、エスカ地下街から行くのもオススメ。E6出口を出てすぐなので、雨の時なんかはほとんど濡れずにバス停へ行けます。エスカには飲食店も多いので、発車まで時間がある時にもオススメです。
バスが到着、いざ京都へ!
発車の10分ほど前になってバスが到着しました。チケットを見せて車内へ。
名古屋駅を時間どおりに発車し、高速に乗って京都へ向かいます。アナウンスが入り、休憩は途中の滋賀県・甲南パーキングエリアとのこと。甲南パーキングエリアまではだいたい1時間10分くらいです。
甲南パーキングエリアで休憩
バスはスムーズに進み、甲南パーキングエリアに到着! 忍者で有名な甲賀が近くにあり、パーキングエリアにも「忍者の里」と書いてあります。
パーキングエリアにはトイレや喫煙所があるほか、ちょっとした売店も。また、外にもテイクアウトできるお店があり、滋賀県らしく近江牛コロッケが売ってました。めちゃめちゃ食べたかったんですが、満席の車内でコロッケを食べるのはちょっと忍びなかったので泣く泣く断念ッ…。
11:22に到着して休憩は11:35まで。ほかの高速バスも休憩で停車しているので、乗り間違えないように注意です。特に今回は同じく京都行きの高速バスが近くに停まっていました。行き先だけ見てるとやらかしそうなので、バスの見た目やナンバープレートで覚えておきましょう。
サクサク進んで、あっという間に京都へ
パーキングエリアを出発してからも高速を走っていき、なんと予定よりも15分ほど早く京都駅に到着しました!
京都駅の到着は八条口の向かい側。八条口は京都タワーとは逆側です。横断歩道を渡ればすぐ京都駅で、そのあたりにはロッカーもたくさん設置されています!
また、バス停付近にはたくさんホテルがあります。近くにホテルを取っておけば、バスを降りてからホテルに荷物を預けて、身軽で京都観光もできますね。これは要チェックです!
新幹線・在来線と比較!
さて、今回は高速バスを使いましたが、名古屋~京都間はほかの交通手段でも移動できます。所要時間や料金を比べてみましょう。
■早く行くなら新幹線で!
新幹線ルート:名古屋~(東海道新幹線)~ 京都
1番早いのはなんといっても新幹線。わずか35分で到着します! しかも「のぞみ」なら名古屋を出てすぐ京都、かなり快適です。
料金は指定席で通常期5,910円。最繁忙期はプラス400円、閑散期はマイナス200円です。ほかの2つの交通手段と比べると高いですが、所要時間が圧倒的ですので時間がない時はやっぱり新幹線ですね。
■在来線で節約?
在来線乗り継ぎルート:名古屋~(JR東海道本線)~大垣~(JR東海道本線)~米原~(JR東海道山陽本線快速)~京都
名古屋~京都間は在来線でも移動可能。途中2回乗り換えが入り、所要時間は2時間20分くらいです。そして料金は2,640円と新幹線の半分! リーズナブルですね。
ただ、時間によっては乗り換え回数が増えますし、経験上週末はそこそこ混み合います。特に青春18きっぷのシーズンは、途中の乗り換え駅で大移動が発生することも…。というわけで、荷物が多い時はあまりオススメできません。
■今回利用した「京名特急ニュースター号」
所要時間は約2時間半、料金は時期によって変動します。通常料金は2,000円~3,000円です。ここから早割を利用するとさらにおトクになります。
今回利用した時期の早割適用料金はなんと1,610円~でした! 最安だと在来線と比べても1,000円以上安くなります。そしてもちろん乗り換えナシで絶対に座れます。これはありがたい…。
所要時間 | 料金 | ひとこと | |
---|---|---|---|
新幹線 | 約35分 | 5,710円 | とにかく早い! |
在来線乗り継ぎ | 約2時間20分 | 2,640円 | 乗り換え1~2回でちょっと大変… |
京名特急ニュースター号 | 約2時間30分 | 1,610円 | 安くて快適! 時間があればオススメ |
※2024年3月調べ
※新幹線は閑散期・指定席の料金
※高速バスは閑散期・早割適用の料金
■京名特急ニュースター号のバス便
まとめ
京名特急ニュースター号、いかがだったでしょうか? わたしはまず予約の段階で価格にビックリ! 新幹線の料金を知ってる人間からすると、見間違えたのかなと思うくらい破格です。それでいて乗り心地も快適でしたので、これは使わない手はないですね。
名古屋~京都間を旅行や遠征で移動しようと思っている方、ぜひぜひ早めに京名特急ニュースター号を調べてみてください!
※取材協力/大阪バス・名古屋バス
(Goomba)