目次
雪の大谷が見られる期間は?
立山黒部アルペンルート&雪の大谷へ行くには
扇沢から室堂(雪の大谷)へのアクセス方法
立山から室堂(雪の大谷)へのアクセス方法
東京から扇沢へのアクセス方法
東京から立山へのアクセス方法
東京からアルペンルート(立山~扇沢)を制覇する場合の料金・乗車時間は?
バスツアーなら雪の大谷へも黒部ダムへもラクラク移動!
立山黒部アルペンルートとは? 開通期間は?

「立山黒部アルペンルート」は、富山県の立山や剣岳など北アルプス連峰を貫く山岳ルート。富山県の立山と長野県の扇沢(おうぎさわ)を結んでおり、バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスなど様々な乗り物を乗り継いで雄大な自然を楽しめます。
立山黒部アルペンルートが開通するのは、毎年4月~11月頃で、この期間しか通行できません。
雪の大谷が見られる期間は?

立山黒部アルペンルートでは、日本一の高さでも有名な黒部ダムや巨大な雪壁の迫力を楽しめる雪の大谷、黒部湖や後立山連峰の絶景を望める立山ロープウェイなどのスポットが人気です。
中でも雪の大谷は、見られるのが4月のアルペンルート全線開通後~6月中旬頃までということもあり、人気の高いスポット。雪の大谷は豪雪地帯の積雪を除雪してつくられる巨大な雪壁です。壁の高さは4~5月でも15m近くにもなります。
富山の立山駅から立山ケーブルカーと立山高原バスを乗り継ぐと到着するのが室堂ターミナル。その手前500mに渡り続く雪壁が雪の大谷です。バスからも眺められますが、室堂ターミナルから整備されている歩行者用通路は、雪壁の迫力を間近に体験できると人気。
雪の大谷へは、一般車両の乗り入れはできません。富山県の立山や長野県の扇沢から乗り物を乗り継ぐか、旅行会社のツアーなどを利用しアクセスする必要があります。
雪の大谷の詳細はこちら
以下ではアクセス方法を紹介していきます。
立山黒部アルペンルート&雪の大谷へ行くには
(1)扇沢駅 (2)室堂ターミナル (3)雪の大谷 (4)立山駅
雪の大谷へアクセスするには、立山黒部アルペンルートの起点及び終点となる富山県の立山か長野県の扇沢のどちらかへアクセスし、以下の乗り物を乗り継ぎ室堂ターミナルを目指します。
立山黒部アルペンルート
扇沢から室堂(雪の大谷)へのアクセス方法
扇沢から室堂(雪の大谷)へのルートは黒部ダムを経由するため、一緒に見学できるのがメリット。料金や乗車時間は以下の通りです。
ルート:扇沢~(関電トンネル電気バス/約16分)~黒部ダム~(徒歩/約15分)~黒部湖~(黒部ケーブルカー/約5分)~黒部平~(立山ロープウェイ/約7分)~大観峰~(立山トンネルトロリーバス/約10分)~室堂
乗車・徒歩時間:約53分
乗り換え:3回
※2022年3月調べ
運行日によりますが、扇沢からの始発は7:30(特定の日は6:30)です。
室堂から立山への帰りの最終便は16:30発(※2022年11月4日~30日は15:30発)なので、その時間に間に合うように見学しましょう。
立山から室堂(雪の大谷)へのアクセス方法
立山からだと乗り換え1回で室堂へ行けます。乗車時間も扇沢からより立山の方が短いです。しかし、こちらのルートは黒部ダムを経由しないので、黒部ダムも見学したい場合は、帰りに扇沢ルートを選んでください。
ルート:立山~(立山ケーブルカー/約7分)~美女平~(高原バス/約50分)~室堂
乗車時間:約57分
乗り換え:1回
※2022年3月調べ
立山からの始発は7:00発(特定の日は6:40発)です。
室堂から扇沢の最終便は16:30発。午後になると室堂まで接続する便数が少なくなるので、午前中に行くのがおすすめです。
東京から扇沢へのアクセス方法
東京から扇沢までのルートは主に新幹線、特急、高速バスの3つのルートがあり、ルートによって料金や乗車時間が違ってきます。
ルート:東京~(北陸新幹線)~長野~(アルピコ交通・バス)~扇沢
※アルピコ交通の特急バスは季節運行
料金:11,440円(新幹線8,340円+特急バス3,100円)
乗車時間:約3時間15分
乗車回数:1回
(2)新宿発特急
ルート:新宿~(特急あずさ)~松本~(JR大糸線)~信濃大町~(アルピコ交通・バス)~扇沢
料金:8,780円(特急7,390円+路線バス1,390円)
乗車時間:約4時間40分
乗車回数:2回
(3)東京各地発高速バス
ルート:新宿~(高速バス)~扇沢
※扇沢行きは4月~10月の特定日のみ運行
料金:6,000円
乗車時間:約6時間20分
乗車回数:なし
東京から扇沢へ行く場合の合計料金や乗車時間は以下の通りです。
(1)新幹線 | (2)特急 | (3)高速バス | |
---|---|---|---|
料金 | 11,440円 | 8,780円 | 6,000円 |
乗車時間 | 約3時間15分 | 約4時間40分 | 約6時間20分 |
乗り換え | 1回 | 2回 | なし |
※2022年3月調べ
※新幹線は指定席・通常期の料金
一番安いのは高速バス、一番早いのは新幹線という結果でした。
扇沢から室堂へのアクセス方法はこちらをご覧ください。
東京から立山へのアクセス方法
立山へアクセスするには新幹線、飛行機、高速バスのいずれかでまず富山駅を目指し、富山地方鉄道に乗り換えます。東京からの行き方は以下の通りです。
ルート:東京~(北陸新幹線)~富山~(富山地方鉄道)~立山
料金:14,190円(新幹線12,960円+電車1,230円)
乗車時間:約3時間10分
乗車回数:1回
(2)羽田発飛行機
ルート:羽田~(飛行機)~富山空港~(空港バス)~富山~(富山地方鉄道)~立山
料金:16,400円(飛行機14,750円+空港バス420円+電車1,230円)
乗車・飛行時間:約2時間40分
乗車回数:2回
(3)東京各地発高速バス
新宿など東京各地~(高速バス)~富山~(富山地方鉄道)~立山
料金:5,130円(高速バス3,900円~+電車1,230円)
乗車時間:約7時間50分
乗車回数:1回
東京から立山へ行く場合の合計料金や乗車時間は以下の通りです。
(1)新幹線 | (2)飛行機 | (3)高速バス | |
---|---|---|---|
料金 | 14,190円 | 16,400円 | 5,130円 |
乗車時間 | 約3時間10分 | 約2時間40分 | 約7時間50分 |
乗り換え | 1回 | 2回 | 1回 |
※2022年3月調べ
※新幹線は指定席・通常期の料金
一番安いのは高速バス、一番早いのは飛行機でした。
ただし、飛行機は乗り換え時間などを含めると新幹線よりも時間がかかります。また、東京~立山~室堂のルートを往復すると黒部ダムに立ち寄れません。
立山から室堂(雪の大谷)へのアクセス方法はこちらをご覧ください。
東京から雪の大谷がある室堂へ行くには、立山、扇沢、どちらを経由しても片道数時間はかかります。
電車での日帰りはちょっと厳しいですが、夜行バスを利用し早朝に富山、もしくは扇沢に到着すれば、0泊2日で雪の大谷へ行くことも可能。夜行バスのメリットですね。
東京からアルペンルート(立山~扇沢)を制覇する場合の料金・乗車時間は?
東京→扇沢→立山→東京、もしくは東京→立山→扇沢→東京のように、アルペンルートをすべて制覇したいという人も多いと思います。その場合の合計料金は次の通りです。
移動手段によって合計料金は異なるため、以下の表にまとめました。グレーの縦列は立山経由、横列は扇沢経由の前述した移動手段となっており、それぞれの移動手段の交わるマスがその合計料金です。
扇沢経由 | ||||
---|---|---|---|---|
新幹線 | 特急 | 高速バス | ||
立山経由 | 新幹線 | 34,930円 | 32,270円 | 29,490円 |
飛行機 | 37,140円 | 34,480円 | 31,700円 | |
高速バス | 25,870円 | 23,210円 | 20,430円 |
※2022年3月調べ
※新幹線は指定席・通常期の料金
ぜひ予算やスケジュールを立てる際の参考にしてみてください。
バスツアーなら雪の大谷へも黒部ダムへもラクラク移動!


雪の大谷へはバスツアーを利用しても行けます。バスで行けるので移動がとてもラク! また、雪の大谷だけでなく、黒部ダムの見学や黒部ケーブルカーや立山ロープウェイなどでアルペンルートを満喫できるツアーもあります。料金は1泊2日で2万円台後半からと、交通費を考えるとかなりお得です。
バスツアーはコチラの記事でも詳しく紹介しています。
(バスとりっぷ編集部)