一般航空会社とLCCの違いは?
一般航空会社とは、運賃にサービス料を含む従来の航空会社のことを言います。座席指定や受託手荷物、機内持ち込み手荷物などは規定内であれば追加料金が必要ありません。機内でも毛布やドリンクの提供があるなどサービスが充実しています。
一方、LCCとはLow Cost Carrier(ローコストキャリア)の略で、機内サービスの簡略化や人件費の削減、機材の運用効率を上げることで、運賃を抑えた格安航空会社のことを言います。国内線を就航するLCC は、以下の4社です。
・ジェットスター
・ピーチ・アビエーション
・エアアジア・ジャパン
・春秋航空日本
ここでざっくり、一般航空会社とLCCの違いを表にしてみました。
※一般航空会社はJALの特割、LCCはピーチ最安のシンプルピーチプランで比較
※運賃は7月の平日に東京から札幌まで移動すると仮定。JALは羽田発、ピーチは成田発
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一般航空会社 | LCC | |
---|---|---|
運賃 | 13,420円 | 7,420円 |
受託手荷物 | 20kgまで無料 | 20kgまで1,700円 |
座席指定 | 無料 | 490円~ |
フライト変更 | 不可 | 3,300円 |
取り消し | 出発前までなら格安で可 | 不可 |
シートピッチ | 約79cm | 約74cm |
ドリンクサービス | 無料 | 200円~ (機内販売) |
※2020年5月7日調べ
比較してみるとLCCは格安ではあるものの、多くのサービスが有料であることがわかるでしょうか。それではLCC搭乗の際のメリット、デメリットを説明します。
LCCのメリット・デメリット
LCCのメリットは、格安の運賃です。一般航空会社と比較して、LCCの運賃は半額程度になることもあります。また、各LCCのセールを狙えばもっと格安に国内移動ができることもあるので、こまめにチェックするのがおすすめです。
LCCのデメリットは、主に3点あります。
まず、機内持ち込み手荷物の制限が厳しい点です。ピーチを例に挙げると、同社の機内持ち込み手荷物は3辺の合計が115cm以内で2個まで、重量は2個の合計が7kgまでとなっています。
次に、一般航空会社では無料であるサービスが、LCCではほぼ有料となる点です。各社最安のプランでは受託手荷物は有料、座席は航空会社におまかせすれば無料ですが、指定したい場合は有料です。また、座席数を増やして多くの乗客を運んでいるLCCは、シートピッチが狭めで、足元に余裕がある席を予約したい場合も有料となります。機内でのスナックや飲み物も、CAから購入する必要があります。
さらに、空港使用料を抑えるため、地域によってはLCCの発着空港が都市部から離れている点もデメリットです。成田空港や茨城空港、関西空港からLCCを利用する際には、自宅から空港までの移動時間や料金も考える必要があります。
以上、一般航空会社とLCCの違いやメリット、デメリットについて説明しました。これらの違いを知った上で、うまく利用してくださいね!
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(為平千寿香)