今回乗る高速バスは、トラビスジャパン(花バス観光)の「新宿→安曇野市・松本・岡谷」のスタンダードバス。
バスタ新宿から長野県の松本へと向かいます。
花バスのこの区間の通常料金は2,500円(季節によって変動あり)。キャンペーン時には1,500円で乗れることも!
1,500円だったら18きっぷを使って普通列車で行くより安いし(バスなら乗り換えもなくて楽だし)、こりゃめちゃくちゃお得なような……。
ちなみにキャンペーン以外にも、「web割・特別割引・早割適用」などの各種割引制度があるようなので、これらをうまく使って予約をするとお得に乗車できそうです。
さすがのバスタ新宿も、平日の朝はけっこう空いてる!
「バスタ新宿」の10番乗り場から、9:00発の朝いちばんの便に乗りました。
夜行バス利用時には、やたらめったら混んでおり慌ててしまうイメージのバスタ新宿ですが、平日の朝はそこまで混んではいないようです。
わたしは念のため、通勤・通学でにぎわう新宿駅構内で買い物とトイレをすませてきたのですが、バスタ新宿内のファミリーマートには行列もなかったしトイレも並んでいなかったので、こちらですませてもよさそう。
観光客でほぼ満席! シンプルだけど十分快適なスタンダードバス
さて、乗り場にバスがやってきました。
花バス「新宿→安曇野市・松本・岡谷」に乗るのは、グループ旅行っぽい人たちやアジアからの旅行者カップルなど、観光に行く人が多そうな印象。平日だというのに、車内はほぼ満席状態でした。
車内の設備は、「THE スタンダード!」といった感じ。昼便なこともあり、アイマスクやスリッパなどの備品はついておらず、とてもシンプルです。
今回はわたしのミス!? だったけど、座席の配置は必ず同性同士
しばらく都心を走ってから首都高へ。つづいて中央自動車道を進み、1度目の休憩場所である「談合坂サービスエリア」には10:00に到着しました。
運転士さんから、「バスを間違えないようにお気を付けください」と細やかな心づかいのアナウンスがあって、ここでの休憩は20分です。
休憩後の出発前に、運転士さんが全員戻っているかを確認するため回ってくれるのですが、そこで運転士さん、慌ててわたしに別の席に移動するようおっしゃる。
わたし(女)が座っていた席は隣が男性だったのですが、本来は座席の配置は必ず同性同士になるようにしているそうです。
手違いだとすごく申し訳なさそうに謝られたのですが、わたしが予約時に男女の記述を間違えてしまったかも…。
す、すみません…。小さくなりつつ、移動させてもらいました。
「清里」方面行きは、途中のサービスエリアでかわいい小型バスに乗り換え
紅葉のほか雪がつもった山なんかも見える中、バスは定刻通り快調に進みます。
そして、11:00過ぎに「双葉サービスエリア」に到着。でも休憩ではなくって、ここで「清里」方面へ向かう人たちがバスを乗り換えるんだそうです。
待機していた小型バスへ半分以上の人が移動してゆき、車内は急にゆったりした感じに。
通路を挟んで隣の座席が空いていたので、運転士さんに許可をもらって移動して、ひとりでゆったり座わりました。
少し進んだところで、先に出発した「清里」行きの小型バスを追い抜くと、後ろの女性たちが「あのバス欲しい」「かわいいよね」と言い合っています。たしかに、小さくって、なんかちょっとかわいいのです。
その後、「原パーキングエリア」で2度目の休憩。ここも、小さくて何となくかわいらしさを感じるパーキングでした。
そしてその次に停車した「トラビス諏訪インター」でも乗り換えがありました。
「飯田」と「蓼科」、2台待機していた小型バスに、行き先ごとに分かれて15人くらいの人が移動。運転士さんたちはみな手慣れたもので、時間にして5分ほどで完了です。
行き先を多くして席を埋める(ちなみに、この取材日に乗車人数が一番多かったのが「八ヶ岳・清里」行きでした)――。
その努力によって、格安料金が可能となっているのでしょう。ありがたや~。
そして、松本お城口のバス停に到着したのは、定刻の12時53分ごろ。
景色を眺めたり、乗り換えの移動を見て楽しんだり。3回の席替えも体験したし、なんだかあっという間の4時間弱でした。
おまけ
昼時なので、おなかが空いちゃった。とりあえず松本駅近くまで行ったところで、セルフの立ち食い蕎麦屋「小木曽製麺所」にふらふらと吸い寄せられました。
「挽き立て、打ち立て、茹で立て」を謳っている長野に数店舗あるチェーン店なのですが、美味しい蕎麦が500円という安さ! とてもおすすめであります!
※取材協力/トラビスジャパン
(かとうちあき)