サーマルカメラジャパンでは、2020年9月、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、国内で初めてバス車載専用のサーマルカメラ「MIKANミカン」の販売を開始。バス乗車口付近に設置し、体表面温度が基準値(任意で設定可)を上回っている乗客やマスク非着用の乗客に日本語音声で警告する。
運転手が一人で乗務する「ワンマン運行」が多い路線バス、高速バス事業者より問い合わせが多かった製品で、今回、発売を開始する「Garuu」はその後継機種にあたり、以下の特徴を持っている。
バス車載用の新型サーマルカメラ「Garuuガルー」の特徴
1:バス乗降口付近のポールに設置可能。12電V源に対応(前機種「Mikan」と同等)
2:前機種「Mikan」と比較して薄型・小型で設置しやすく、7インチスクリーンで見やすい
3:専用ジェルシートで90%以上の振動を吸収
4:FeliCaカード対応なのでシステム開発による汎用性が高い
本年6月、国による「水際対策」の見直しにより、訪日観光客の受け入れが再開された。「県民割」の全国拡大によって、国内旅行需要の回復も見込まれている。それに合わせて、バスツアーの設定再開、高速バスの運行再開などの動きも見られ、ニーズは増加すると考えられている。
富士急モビリティの高速バス「静岡空港〜御殿場プレミアム・アウトレット〜富士急ハイランド~河口湖線」などで運行を予定している。
【サーマルカメラジャパン「車載用サーマルカメラ Garuu/ガルー」】の詳細
製品仕様
【外形寸法(概寸)】WxHxD:120x255x25(mm)
【質量】0.7kg
導入決定済みの事例
富士急モビリティが運行する高速バス車両
※7月より高速バス静岡空港〜御殿場プレミアム・アウトレット〜富士急ハイランド~河口湖線などで運行予定
(バスとりっぷ編集部)