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新常磐交通へ事業者訪問。原発被害に直面しつつも運行維持に努める様子を取材【バスラマNo.195】



バス事業者訪問 新常磐交通

新常磐交通は福島県南部のバス事業者で、1943(昭和18)年に当時の平(たいら)地区の事業者が統合して発足した常磐交通自動車が前身であり、福島県南部の太平洋沿岸=浜通りを基盤に発展してきた。沿線には産炭地も多かったが、1960年代以降のエネルギー転換政策やモータリゼーションの伸展などにより1969年をピークに輸送量は減少、一方で1966年に平良地区と周辺13市町村の大規模合併によりいわき市が誕生したことで、路線域はいわき市を主体に現在に至っている。

1980年代以降は2階建てバスによる都市間路線など積極策を打ち出すが、2000年代に入り事業環境がより厳しさを増す中、復活をかけて2006年に首都圏のタクシー事業者・グリーンキャブの傘下となった。だがそれも束の間、2011年の東日本大震災とそれに伴う福島第一原発の事故により、エリア北部拠点の浪江町、南相馬市などで立入禁止区域が生じ、一部路線の休止と営業所・車庫の閉鎖が現在まで続いている。

今回のバス事業者訪問は、路線域の一部が原発被害により休止するという前例のない事態に直面しつつも、地域の日々のアクセスとして運行維持への努力を重ねる新常磐交通の姿を紹介する。


新常磐交通の運行車両・沿線風景

朝ラッシュを終えたいわき駅前のバスターミナル。2020年にいわき市の協力を得て導入した水素燃料電池バス・トヨタSORA(左から2台目)がこの日最初の運行に就く。

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現在の車両はいわき中央営業所を主体に市内数カ所に常駐し、首都圏からの移籍車も多いが、自社発注車には30年越えのベテランも少数在籍している。こうした車両はバスファンの注目の的である。

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ぽると出版「バスラマNo.195」

【発行日】2022年12月25日(日)
【税込定価】1,498円(本体1,362円+税10%)
【サイズ】A4判 96ページ
【書籍コード】978-4-89980-195-5
【概要】
・バス事業者訪問243 新常磐交通
・【イベント】第8回バステク in 首都圏開催!
・【緊急提言】富士山のバス横転事故で見えること
・【海外レポート】DICVオラガダムで作られるふそうバス
・【レポート】旭川電気軌道の3軸バス、公道へ!
・【レポート】上陸した新型電気バスなど
・【短期連載】低公害バスの系譜をたどる 第5回 CNG(1)
・【短期連載】あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から 〈アンコール〉
・粒よりの最新レポート、連載ほか
ぽると出版HP

(バスラマインターナショナル)

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